神奈中タクシー

神奈中タクシー株式会社(かなちゅうタクシー)は、神奈川県の県央・湘南地区を中心に、横浜市東京都町田市タクシー事業や車両運行管理業を行っている小田急グループ神奈中グループの企業である。

神奈中タクシー株式会社
Kanachu Taxi Co.,Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
243-0017
神奈川県厚木市栄町一丁目1番7号
設立 2009年9月1日
業種 陸運業
事業内容 一般乗用旅客自動車運送事業
代表者 代表取締役社長 金子茂浩
資本金 1億円
純利益 3595万6000円
(2022年3月期)[1]
総資産 1億5266万9000円
(2022年3月31日現在)[1]
従業員数 1,223名
決算期 3月31日
主要株主 神奈川中央交通株式会社
主要子会社 株式会社海老名相中
外部リンク https://kanachu-taxi.co.jp/
タクシー車両(クラウンコンフォート)
タクシー車両(セレナ)

会社概要

2009年9月1日に、相模中央交通神奈中ハイヤーの経営統合を目的に、持株会社の神奈中タクシーホールディングスを設立。

2019年7月1日、神奈中タクシーホールディングスを存続会社として相模中央交通・神奈中ハイヤー・伊勢原交通(相模中央交通子会社)の3社を吸収合併し、同日付で神奈中タクシーへ商号変更した[2]

2021年4月1日には子会社の湘南相中を吸収合併した一方、2022年4月には子会社の厚木相中が新型コロナウイルス感染拡大による乗客数減少から4億円以上の負債を抱えたことで特別清算された[3]。現在、子会社としては海老名相中のみである(旧相模中央交通の子会社)

小田急ポイントサービス加盟店。クレジットカードのほか、交通系IC・電子マネー・QRコード決済の一部が使用可[4]

2023年4月の時点で、655両の車両を保有し、タクシー車両の他に一部営業所では自治体から運行受託するコミュニティバス車両も在籍。

コミュニティバス事業

コミュニティバス・ザマフレンド号Cコースの車両(日野・ポンチョ

座間営業所では自治体から受託するコミュニティバスを運行している。2019年より順次、海老名相中および神奈川中央交通大和営業所から一部路線が移管され、担当路線が増加している。

各路線の詳細はリンク先の記事を参照。

なお、2023年4月1日に神奈中大和営業所より移管された町田市金森地区コミバス「かわせみ号」に限って、移管前と同等のサービス(神奈中の路線バスの運賃制度や、路線バス公式サイトへの時刻表掲出や神奈中バスロケ等)が継続されており、神奈中の他の路線バスと同様、ICカードを利用する場合に限って小児運賃が全日一律50円となる。また、この「かわせみ号」用の車両は神奈川中央交通大和営業所の路線バスに準じた「900」番台の社番を名乗る。

この他にも、定員10名未満のデマンド型交通やコミュニティ交通を複数運行している。

営業所

  • 横浜営業所 - 旧神奈中ハイヤー横浜営業所。前身は神奈中ハイヤー横浜。2021年に西区から旭区へ移転。
  • 戸塚営業所 - 旧神奈中ハイヤー戸塚営業所。神奈川中央交通戸塚営業所上矢部操車所を併設。
  • 藤沢第一営業所 - 旧神奈中ハイヤー藤沢営業所。2021年に旧湘南相中の吸収に伴う藤沢第二営業所開設により、藤沢営業所から改称。藤沢整備工場を併設。
  • 藤沢第二営業所 - 旧湘南相中本社
  • 茅ヶ崎営業所 - 旧神奈中ハイヤー茅ヶ崎営業所
  • 平塚営業所 - 旧神奈中ハイヤー平塚営業所。後述の平塚第一営業所廃止に伴い、平塚第二営業所から改称。
  • 二宮営業所 - 旧神奈中ハイヤー二宮営業所。前身は二宮神奈中ハイヤー。
  • 秦野営業所 - 旧相模中央交通秦野営業所
  • 伊勢原営業所 - 後述の伊勢原第一営業所廃止に伴い、伊勢原第二営業所から改称。
  • 厚木営業所 - 旧相模中央交通本社・厚木営業所。後述の厚木第二営業所廃止に伴い、厚木第一営業所から改称。
  • 座間営業所 - 旧座間営業所(座間市相模が丘)と大和営業所(大和市)を統合し、2021年移転。座間整備工場を併設。
  • 大野営業所 - 旧相模中央交通大野営業所
  • 相模原営業所 - 旧神奈中ハイヤー相模原営業所。後述の相模原第一営業所廃止に伴い、相模原第二営業所から改称。
  • 町田第一営業所 - 旧相模中央交通町田営業所
  • 町田第二営業所 - 旧神奈中ハイヤー町田営業所

過去に存在した営業所

  • 厚木第二営業所 - 旧神奈中ハイヤー本社・厚木営業所。但し、併設の厚木整備工場は現存。
  • 平塚第一営業所 - 旧相模中央交通平塚営業所
  • 伊勢原第一営業所 - 旧相模中央交通伊勢原営業所・旧伊勢原交通本社
  • 大和営業所 - 旧相模中央交通大和営業所
  • 相模原第一営業所 - 旧相模中央交通相模原営業所

沿革

  • 2009年平成21年)9月 - 相模中央交通・神奈中ハイヤーの経営統合を目的として神奈中タクシーホールディングスを設立。
  • 2019年令和元年)7月 - 顧客サービスの向上や乗務員の確保などを目的に、相模中央交通・神奈中ハイヤー・伊勢原交通を吸収合併。商号を神奈中タクシーに変更[2]
  • 2021年(令和3年)4月 - 子会社の湘南相中を吸収合併。
  • 2022年(令和4年)4月 - 子会社の厚木相中を特別清算[3]

関連会社

出典

外部リンク

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