楠正憲

楠 正憲(くすのき まさのり、1977年昭和52年〉3月1日[1] - )は、日本のITアーキテクト、国家公務員。Japan Digital Design株式会社 Chief Technology Officer、ISO/TC307(ブロックチェーンと分散台帳技術に係る専門委員会)国内委員会 委員長、デジタル庁統括官。Linux IPv6 RPMプロジェクトFounder。その他にも多数の役職を兼務。主に情報技術情報化にかかわる研究を行う。

楠 正憲
生誕 (1977-03-01) 1977年3月1日(46歳)[1]
日本の旗 日本 熊本県
居住 日本の旗 日本
研究機関 Japan Digital Design
出身校 神奈川大学
主な業績 マイナポータル
マイナンバーカード
ブロックチェーン
公式サイト
https://profile.hatena.ne.jp/mkusunok/
プロジェクト:人物伝

概要

中学で留年し、高校を中退後、大検を取得。駒場東邦での中高時代は、新聞部の活動にのめりこんでいた[2]。 その後、浪人中から秋葉原に入り浸り人脈を築く。神奈川大学経済学部在学中より認証連携プロトコルの設計に関わる他、Linux IPv6 RPMプロジェクトの立ち上げ、LinuxディストリビューションのIPv6対応を推進した。その後、株式会社インターネット総合研究所を経由しMicrosoft Asia Limitedに転じ、政策企画本部の立ち上げ。自治体との連携協定締結やベンチャー支援の先鞭をつけた他、古川享の帰国までCTO代理として技術渉外を統括、史上最大のウイルス感染事案 (Blaster) の収拾では政府対応を主導し、総務省、経済産業省、警察庁の研究会で事態を報告し、内閣官房情報セキュリティセンターの設立を提言する経済産業省の委員会に委員として参加[3]。以後、総務省 スマートクラウド研究会 技術WG 構成員をはじめ、多数の政府委員会の委員・構成員を歴任した。また、2011年からは内閣官房 社会保障改革担当室 番号制度推進管理補佐官に就任。2016年、ISO/TC307の国内審議団体の委員長に就任。2021年からはデジタル庁統括官を務めている。

略歴

著作

  • 共著
    • 田中 辰雄, coauthor=楠正憲(他10名)『智場 #110 日本のソフトウェア産業』国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM )、2007年。ISBN 978-4904305058。
    • 『憲法2.0−−情報時代の新憲法草案』ゲンロン、2012年。ASIN B00K1XRA86
    • 高橋聡一郎『智場#121 ブロックチェーンのフロンティア』国際大学GLOCOM、2017年。ISBN 978-4904305157。
  • Web寄稿 自著

脚注

出典

参考文献

  • 『政官要覧 令和4年春号』政官要覧社、2022年1月27日。

関連項目

外部リンク

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