森崎貝塚
概要
縄文時代中期から後期にかけての貝塚。1971年(昭和46年)3月、南九州大学・鈴木重治の指導の元で発掘調査が行われ3層の貝層が確認された。
その際に縄文土器、石錘、石匙、骨製ヘアピン、鹿の骨・角・歯、イルカの骨、魚の骨、ハイガイ、シジミ、アカニシ、カガミガイ、カキ、バイ等が出土した。形の観察から、さらに長さ70~80m・幅10mほどの規模があったと推定される。徳島県下の沖積地での縄文時代の代表的な遺跡。
特にハイガイが多量に出土しており、そのことからこの付近が海であり現在より温暖であることなどがわかった。現在、出土物は徳島県立博物館に展示されている。
参考文献
- 『森崎貝塚』(鳴門市教育委員会、1972年)
外部リンク
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