厚木森の里
厚木森の里(あつぎもりのさと)[4]は、神奈川県厚木市にて開発された地区である。町丁名として、森の里(もりのさと)、森の里青山(もりのさとあおやま)、森の里若宮(もりのさとわかみや)が設置されている。
森の里 | |
---|---|
森の里 森の里の位置 | |
北緯35度26分44.00秒 東経139度18分37.00秒 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 神奈川県 |
市町村 | 厚木市 |
地域 | 森の里地区 |
人口 | |
• 合計 | 6,249人 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
243-0122[2] |
市外局番 | 046 (厚木MA)[3] |
ナンバープレート | 相模 |
地理
昭和50年代より、厚木市小野に所在した丘陵地を造成して誕生したニュータウンである。施行面積は192.7ha。当初の計画人口は8410人であった。
地区を南北に縦貫する都市計画道路船子飯山線を中心軸とし、この道路の西側の森の里1~5丁目は住宅・生活地区となっている。道路の東側のうち、南部の森の里若宮、北部の森の里青山は、研究開発・工業地域となっており、大学・高等学校といった教育施設や、大手企業を中心とした研究所が立ち並んでいる。
この船子飯山線は森の里バス停に近い地区北端までが整備されているが、今後さらに北進し、厚木秦野道路・森の里インターチェンジ(仮称)と接続する計画がある。
他のニュータウンと比較し、緑地帯を広く確保する施策が取られている。地区の西側の尾根には神奈川県立七沢森林公園、北東には上古沢緑地(愛称:あつぎつつじの丘公園)、南東には愛名緑地、南に若宮公園がある。森の里住宅地の中央を、南北に森の里四季の路、東西に森の里春の路という遊歩道が通っている。
2014年より厚木森の里地区に隣接し、下古沢、上古沢地内にて森の里東土地区画整理事業が進められ、その地域にも工業立地が進んでいる。なお隣接地ではあるが、ネポン厚木事業所は森の里の開発以前の1968年から現在地にて操業している。
歴史
- 1970年(昭和45年) 日本ランドシステムにより、開発計画が開始される[5]。
- 1977年(昭和52年) 神奈川県より開発許可。
- 1978年(昭和53年) 日本ランドシステムから住宅・都市整備公団に計画が引き継がれる。
- 1980年(昭和55年)6月17日 住宅・都市整備公団による森の里特定土地区画整理事業が認可される[6]
- 1982年(昭和57年) 青山学院大学厚木キャンパスが設置される。
- 1983年(昭和58年) 日本電信電話(NTT)厚木研究開発センタが開設される。
- 1984年(昭和59年)1月1日 神奈川県立厚木西高等学校が設立される。
- 1985年(昭和60年) 松陰女子大学(現・松蔭大学)が開学する。
- 1985年(昭和60年)4月1日 厚木市立森の里小学校が開校する。
- 1986年(昭和61年)4月1日 厚木市立森の里中学校が開校する。
- 2003年(平成15年) 青山学院大学厚木キャンパスが閉鎖される。
- 2007年(平成19年) 青山学院大学跡地に、日産先進技術開発センターが開設される。
世帯数と人口
2021年(令和3年)2月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
町丁 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
森の里1丁目 | 1198人 | |
森の里2丁目 | 1258人 | |
森の里3丁目 | 1380人 | |
森の里4丁目 | 1681人 | |
森の里5丁目 | 708人 | |
森の里青山 | 24人 | |
森の里若宮 | 0人 |
2021年2月時点で、開発開始から40年余が経過し、高齢化が進んでいる。65歳以上人口は42.0%と、厚木市平均25.9%を大幅に上回っている。
周辺
- 森の里1丁目
- 森の里地区市民センター
- スーパー三和 森の里店
- 厚木森の里郵便局
- 森の里幼稚園
- 厚木市立森の里小学校
- 森の里3丁目
- 亀田森の里病院(亀田総合病院グループ)
- 森の里4丁目
- 森の里若宮
- 森の里青山
脚注
- “住民基本台帳人口(令和3年2月1日現在)”. 厚木市 (2021年2月8日). 2021年2月8日閲覧。
- “郵便番号”. 日本郵便. 2021年2月8日閲覧。
- “市外局番の一覧”. 総務省. 2018年2月20日閲覧。
- 厚木森の里地区地区計画 厚木市 2020年11月26日 項目名はこの地区計画名による
- 森の里特定土地区画整理事業誌 住宅・都市整備公団 1992年3月
- 森の里特定土地区画整理事業 厚木市 2020年2月26日
- 厚木市立小・中学校 通学区域 2021年2月8日閲覧