桂林寺 (宇都宮市)
桂林寺(けいりんじ)は、栃木県宇都宮市清住一丁目にある曹洞宗の寺院である。山号は松峰山。開基(創立者)は宇都宮満綱。墓地には蒲生君平の墓碑がある。
桂林寺 | |
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所在地 |
栃木県宇都宮市 清住1-3-37 |
位置 | 北緯36度33分56.5秒 東経139度52分38.7秒 |
山号 | 松峰山 |
宗派 | 曹洞宗 |
創建年 | 1396年(応永3年) |
開基 | 宇都宮満綱 |
正式名 | 松峰山 桂林寺 |
文化財 | 紙本墨画淡彩 釈迦三尊十六羅漢図(県指定有形文化財)、木造聖観世音菩薩立像(市指定有形文化財) |
法人番号 | 5060005000200 |
桂林寺 桂林寺 (栃木県) |
歴史
桂林寺は1396年(応永3年)に宇都宮家第12代当主宇都宮満綱によって建立された。
戊辰戦争(宇都宮城の戦い)の際、1868年5月11日(慶応4年4月19日)に旧幕府軍の会津藩が来襲し、当寺に放火して全てを焼き払った[1]。同年5月15日(4月23日)には新政府軍の長州藩兵と大垣藩兵が当寺付近に山砲を並べて旧幕府軍を砲撃したという[2]。当寺はその後再建された。
1814年(明治14年)には山陵志を著して尊王論のさきがけとなり明治天皇より遺業を讃えられた蒲生君平の遺髪が分葬され、墓碑が立てられた。太平洋戦争では7月12日の宇都宮大空襲により宇都宮市街地の大半が被災する中、当寺は戦災を免れた。
境内
文化財
脚注
- 『宇都宮市史 第六巻 近世通史編』 (1982年(昭和57年)2月25日発行 編集:宇都宮市史編さん委員会 発行:宇都宮市) 581頁
- 国立国会図書館デジタルコレクション『太政官日誌 慶応4年 第3巻』「長州藩ヨリ届書之寫」「大垣藩ヨリ届書之寫」「武蔵下総下野戦録」
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