林小一郎
経歴
美濃国加茂郡太田村(岐阜県加茂郡太田町を経て現美濃加茂市)で素封家・林市郎兵衛の長男として生まれる[2]。16歳の時、名古屋藩の隊伍に加わったのち、笠松の儒者角田欽江につき漢籍を修めた[3]。その後、1869年(明治2年)愛知県丹羽郡丹羽村の鷲津毅堂の塾に学んだ[3]。
農業を営む傍ら、岐阜県会議員に当選し、同常置委員を歴任[1]。地方産業の発展や鉄道敷設などに尽力した[1]。1890年(明治23年)7月の第1回衆議院議員総選挙では岐阜県第6区から出馬し当選[1]。1904年(明治37年)3月の第9回総選挙でも当選し衆議院議員を通算2期務めた[1]。
親族
- 次弟:桑原善吉(貴族院多額納税者議員)[2]
- 三女:茂子(男爵・石河光昂妻)[4]
脚注
- 衆議院、参議院 編 1962, 400頁.
- 菊池 1928, 48頁.
- 篠田 1891, 381頁.
- 人事興信所 1928, イ134頁.
参考文献
- 篠田正作 編『明治新立志編』鍾美堂、1891年 。
- 人事興信所 編『人事興信録 第8版』人事興信所、1928年 。
- 菊池武徳『日本木材界人物伝 第2巻』日本木材界人物伝編纂部、1928年 。
- 衆議院、参議院 編『議会制度七十年史 第11』大蔵省印刷局、1962年 。
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