東洋ライス
東洋ライス株式会社(とうようライス)は、和歌山県和歌山市にある精米機、ならびに米穀メーカーである。
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒640-8341 和歌山県和歌山市黒田12 |
設立 | 1961年11月 |
法人番号 | 8170001002293 |
事業内容 | 総合食品加工機器の製造・販売、光学電子機器・農業機器の技術開発・製造・販売・輸出、プラントエンジニアリング等 |
代表者 | 代表取締役 雜賀慶二 |
資本金 | 1億円 |
純利益 |
8億7400万円 (2022年03月31日時点)[1] |
純資産 |
248億5800万円 (2022年03月31日時点)[1] |
総資産 |
266億円 (2022年03月31日時点)[1] |
従業員数 | 170人 |
主要子会社 | #関連会社を参照 |
外部リンク | www.toyo-rice.jp |
特記事項:2013年3月1日付をもって、東洋精米機製作所とトーヨーライス株式会社を合併させたうえで、社名を現在のものに変更。東京本社は「東京都中央区銀座五丁目10-13東洋ライスビル」に所在 |
概説
1961年(昭和36年)に、日本の近代精米機のきっかけとなる「トーヨー撰穀機」を開発し、それを機に「株式会社東洋精米機製作所」として設立された。以後、日本の精米工場向けに近代的な精米機を続々と開発し、トップシェアを誇る企業に成長する。
1987年(昭和62年)には真空整形包装が可能な「全自動計量包装機(多機能パッカー)」「袋資材自動保管取り出し機(オートラック)」、1990年(平成2年)にはお米の味を見ることが出来る「味度メーター」なども開発。
1991年(平成3年)には米穀事業に進出し、環境にやさしい研がずに炊ける「BG無洗米(ビージーむせんまい)」を日本で初めて開発。これが後に、1998年(平成10年)、日本経済新聞社の優秀製品・サービス賞、滋賀県エコライフびわ湖賞最優秀、2001年(平成13年)には農林水産研究開発功績者表彰(民間部門)で農林水産大臣賞、また雜賀慶二代表取締役社長が安藤百福記念優秀賞を受賞するなど、数々の表彰を受けた。2000年(平成12年)10月22日には、全国無洗米協会を当社が中心となって設立し、無洗米の統一ルールを作るようになる。
2004年(平成16年)に、金芽米を製造・販売する子会社としてトーヨーライス株式会社が発足した。
2011年(平成23年)11月21日の会社設立50周年記念イベントで、サイカ式精米法を発表した[2]。
2013年(平成25年)3月1日付をもって、トーヨーライス株式会社を吸収合併し、社名を「東洋ライス株式会社」に変更。精米機、米穀商品を一手に引き受けるコメの総合メーカーとなった[3]。
2015年(平成27年)「BG無洗米による米のとぎ汁公害及びCO2排出の削減活動」が評価され「第24回地球環境大賞 環境大臣賞」受賞[4]。
関連会社
- 株式会社九州トーヨー
- 株式会社鹿児島パールトーヨー
- 株式会社やすぎトーヨー
- 株式会社中国トーヨー
- 株式会社アサヒ・トーヨー
- 株式会社甲信トーヨー
- 株式会社京浜トーヨー
- 株式会社カトキチトーヨー
脚注
- 東洋ライス株式会社 第61期決算公告
- “「サイカ式精米法」で国民の健康増進、医療費縮減に貢献”. 農業協同組合新聞 (2012年1月1日). 2012年1月9日閲覧。
- “<お知らせ>「東洋精米機製作所」「トーヨーライス」2社合併のお知らせ”. 東洋ライス株式会社 (2013年2月21日). 2013年3月23日閲覧。(リンク切れ)
- “東洋ライスが「地球環境大賞 環境大臣賞」受賞「BG無洗米による米のとぎ汁公害及びCO2排出の削減活動」を評価”. 東洋ライス株式会社 (2015年2月26日). 2015年2月26日閲覧。
- “白米と同じように炊飯できる、おいしい玄米を発売 東洋ライスが玄米のロウ層を均等に除去する技術を開発、栄養成分はそのまま”. 東洋ライス株式会社 (2015年3月23日). 2015年3月23日閲覧。
- “熟成技術などの粋を集めた最高のコメをキロ1万1000円で発売へ。免疫力高める高機能米で医療費削減、水田維持に貢献”. 東洋ライス株式会社 (2016年1月21日). 2016年1月21日閲覧。