木枯森

木枯森(こがらしのもり)または木枯ノ森は、静岡県静岡市西部を流れる安倍川最大の支流、藁科川河川敷にある中州である。静岡県指定の名勝となっている[1]

木枯森を牧ケ谷橋から望む。
奥が上流。

概要

所在地は静岡市葵区羽鳥3丁目。安倍川との合流部に近い藁科川河川敷の真ん中にある、長さ100メートル・高さ10メートルほどの小さな丘で、周囲から見るとこんもりとした森に見える。頂上には「木枯神社」が鎮座する。

古来より和歌の世界では駿河国歌枕として詠まれてきた。また、清少納言随筆枕草子』「森は」の段で述べられる「木枯らしの森」がこの地と考えられている(かつて京都市右京区太秦にあった同名の森とする説もある)[2]

県の指定する名勝地であるが、周囲を川の流れに完全に囲まれておりなどの設備もないため、容易に訪問できないスポットでもある[3]

参考・脚注

  1. 県指定文化財一覧 (PDF). 静岡市 観光交流文化局 文化財課 (2015年3月26日). 2019年1月25日閲覧。
  2. 川崎文昭. コトバンク”. 小学館. 2019年1月25日閲覧。
  3. 木枯ノ森”. 公益財団法人 するが企画観光局. 2019年1月25日閲覧。

関連項目

外部リンク

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