木村治美
略歴
東京生まれ。1955年、東京教育大学英文科卒、1960年、同大学院博士課程満期退学。1964年、千葉工業大学専任講師、助教授を経て1979年から教授。1986年退職。1988年、共立女子大学教授、2003年、同名誉教授。日本漢字能力検定協会[1]の評議員を務める。日本会議の関連団体である美しい日本の憲法をつくる国民の会代表発起人を務める[2]。
主張
活動
- 世界基督教統一神霊協会傘下の『世界日報』に寄稿していた他、同会の政治組織世界平和女性連合の機関紙『Ideal Family』の巻頭コラムを担当している。
- 保守的思想を教科書に入れることを目指した保守団体・新しい歴史教科書をつくる会に属している。つくる会の内紛後は、その分派である「再生機構」に属する。
- 「靖国参拝は国を愛する心があるかどうかの踏絵になる」、などと述べ、政治家の靖国神社参拝を支持する。
著書
- 『黄昏のロンドンから』PHP研究所, 1976 のち文春文庫
- 『静かに流れよテムズ川』文藝春秋, 1978 のち文庫
- 『主婦の天気図』文藝春秋 1979 のち文庫
- 『新交際考 日本とイギリス』文藝春秋, 1979 「イギリス交際考」と改題、文庫
- 『もう一つ別の生き方 とらわれない魅力の女とは』青春出版社, 1981 のち集英社文庫
- 『しなやかに女の時間』海竜社 1981 のち集英社文庫
- 『裸足のシンデレラ 名作の中の女たち』芸術生活社, 1982 のち集英社文庫
- 『あらあらかしこ』講談社 1982 のち集英社文庫
- 『こころの時代に 私の精神分析入門』文藝春秋, 1983 のち文庫
- 『ドウソン通り21番地』集英社文庫, 1983
- 『手間ひまかけて女の時間』海竜社, 1984
- 『ちょっとだけトラディショナル』集英社文庫, 1984
- 『こころと技術革新 ノンフィクション』学習研究社, 1985 のち文春文庫
- 『気ままな幸福論』PHP研究所, 1986 のち文庫
- 『主婦の建築ウォッチング』文化出版局, 1986
- 『心をこめて家族の時間』海竜社, 1987 のち福武文庫
- 『しなやかな教育論 私の臨教審レポート』文藝春秋, 1988
- 『エッセイを書きたいあなたに』文藝春秋, 1989 のち文庫
- 『女の流儀暮らしの作法』海竜社 1991 のち福武文庫
- 『普通の時間』海竜社, 1995
- 『エッセイを書くたしなみ』文藝春秋, 1995
- 『自分をつくる生涯学習』広池学園出版部, 1998
- 『知性を磨く文章の書き方』PHP研究所, 2000
- 『六十代からのエッセイ教室 エッセイ力は人生力』海竜社 2006
- 『木村治美エッセイ集 老いの仕合わせ』海竜社 2011
共著・編著・監修
- 『曙のイスラマバード』木村駿共著 文藝春秋 1980 のち文庫
- 『女のエッセイ教室』編著 海竜社, 1983
- 『ピーター・パンとシンデレラ “こころの時代"をどう生きるのか?』木村駿共著 広済堂出版, 1984 のち文庫
- 『書くために読むエッセイ 48の作品が教える実践講座』(編)文芸社, 2002
- 『エッセイ日和』木村治美エッセイスト・グループ編 監修 日本文学館 2010
翻訳
- 批評の方法 6 心理学的方法 スタンレー・ハイマン 大修館書店, 1974
- シンデレラ・コンプレックス コレット・ダウリング 三笠書房, 1982 のち知的生きかた文庫
- 娘たちに贈ることば キャシー・スペルマン 三笠書房, 1982
- 娘たちに愛をこめて パール・バック 三笠書房, 1983 のち知的生きかた文庫
- もうシンデレラではいられない コレット・ダウリング 三笠書房, 1983
- 女たちよ情熱を語れ! ゲイリン・ムーア 三笠書房, 1984
- ハッピーエンド・コンプレックス リー・モリカル 集英社, 1985
- 変装 A true story 私は三年間老人だった パット・ムーア 朝日出版社, 1988
- 私は五十六歳もう一つの人生が始まる ジュディス・サマーズ 海竜社, 1989
- 子どもは親をまねて育つ しつけ上手な親になるための知恵 サル・シビア PHP研究所, 2000
テレビ出演
- 世界まるごとHOWマッチ(毎日放送、1983年6月30日) - ゲスト解答者
関連項目
脚註
- 理事長の背任事件や、その後の理事長解任内紛騒動など、不祥事で大きく報道された団体である
- 遠藤悠樹(編)、日本会議の人脈、三才ブックス、2016年。
- 『産経新聞』2007年7月25日記事
- 「日本会議」月刊誌『日本の息吹』2003年6月号
- 親学議連:「発達障害、予防は可能」…抗議殺到し陳謝 毎日新聞 2012年6月12日
- 「発達障害、子育てで防げる」 議員勉強会に抗議・批判 朝日新聞 2012年6月29日
- オピニオン、2010年3月20日、日本会議
外部リンク
This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.