月山神社 (高知県)
月山神社(つきやまじんじゃ)は、高知県大月町にある神社。明治初年の廃仏運動以前は、月山霊場といわれ番外札所として遍路たちの信仰を受けていた[1]。
月山神社 | |
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本殿(左)と大師堂(右) | |
所在地 | 高知県幡多郡大月町月ヶ丘1443 |
位置 | 北緯32度45分43.23秒 東経132度45分5.07秒 |
概要
白鳳時代、役の行者(役小角)が山中で三日月の霊石を発見し月夜見命、倉稲魂命を奉斎したことに始まる。その後、空海(弘法大師)が巡錫し、霊石の前で二十三夜月待の密供を行ったと伝えられている。明治の神仏分離以前は「守月山月光院南照寺」と号する勢至菩薩を本尊とする寺であったが、それ以降は月山神社と改称された。[2]
逸話
この月石はむかし媛の井(大月町姫ノ井)という所にあったが、ある化身によって今の所に移された。すると次第に大きくなり霊端があるので人々が祈願すると願い事はすべて叶った。かつて月石のあった媛の井の人々が参詣すると良いが、よその者が精進もしないで参詣すると必ず悪いことが起こったと云われている。[3]
脚注
- 『お大師さん四国霊場番外編』87ページ 汲田栄功著 1991年10月16日発行 高知新聞社
- 四国「弘法大師の霊跡」巡り 146ページ 川崎一洋著 2012年12月18日発行
- 四国遍路霊場記 寂本原著 より
- 現地説明看板によると絵金(弘瀬金蔵)、河田小龍、宮田洞雪などの幕末維新期の絵師たちが描いたとされる
- 昭和末期の神社前の道路拡張工事の際に地中から発見されたものと云われている。
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