日本モーターボート選手会常設訓練所
概要
愛知県唯一の天然湖沼である「油ヶ淵」の湖岸に設置され、訓練生宿舎と競走水面、プール施設などで構成されている。
最初のスタート事故(フライング)によるペナルティを受けてから90走以内に再度スタート事故を起こした場合や、優勝戦でのスタート事故を起こした場合、ボートレースにおいてコンマ0.05以上のフライングと定義されている「非常識なフライング」と判断されるフライングを切ったボートレーサーなどが、2泊3日の日程で研修を受ける[1]。
スタート事故による対象ボートレーサーの訓練内容は、主にスタート訓練であり、最終日に5本連続で正常なスタートをすれば合格となる[1]。
この他ボートレーサー養成所訓練生による訓練や、新人選手訓練、技能特別訓練(デビュー3年未満で年間勝率3.8未満選手が対象)、社会研修(デビュー10年未満のA1選手を対象にマナーや社会道徳を指導する)などが行われる。研修は月に2回程度実施されている。
なお、現役ボートレーサーなどを対象として年1回義務付けられている定期訓練(2泊3日)および臨時訓練については、この常設訓練所ではなく、福岡県柳川市にあるボートレーサー養成所で実施する[1]。
対象ボートレーサーの訓練所までの交通費と研修参加費は全て自己負担であり、また研修中は外出は禁止となっている。
この訓練所は「勤労青少年 水上スポーツセンター」として一般にも開放されており、各種水上スポーツの普及活動や宿泊研修に利用されている。
施設
- 水上研修施設
- 地上3階建、延べ床面積1,483.27m2の研修施設。モーターボートの艇庫や整備ルームなどがある。
- 新館
- 会議室、客室、宴会場など。主としてボートレーサーが使用し、一般には開放していない。
- 本館
- 客室、食堂、レストラン、宴会場などを備えた宿泊施設。
交通アクセス
脚注
- エー・アンド・エー「マンスリーBOAT RACE」2019年7月号「ボへんろ Fから始まる選手巡礼の旅」。現役ボートレーサーの佐藤大祐による連載記事。
関連項目
外部リンク
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