新家氏
古代豪族 新家氏(にいのみし)
丹比新家連
河内国の大族であるという。前節同様、皇室の新家屯倉を預かる一族であるという。新家を作るにより、新家に二字を加えて、丹比新家連とするという[3]。
伊勢無戸の新家氏
新家連、新家宿禰の末裔。の『大神宮諸雑事記』の長和2年(1013年)の条に渡会郡大領新家望の名が見え 永承3年(1048年)の条に検非違使新家範経、康平2年(1059年)の条に渡会郡権大領新家惟長の名が見え、『光明寺文書』に以下の系譜が見える[3]。
系譜 新家眞房―成房―成経―成弘―成俊―成信
また、同文書では永久4年(1116年)10月に検非違使新家重房、建久3年(1192年)正月に検非違使新家眞用、承久3年(1221年)2月の条に総官検非違使新家眞景の名が確認される[3]。
正嘉元年(1241年)9月には新家康盛、元徳2年(1330年)8月の条に定興、延元3年(1338年)8月の条には信政らの名が見える[4]。
藤原姓新家氏
藤原姓の新家に二流あり。いずれも読み方が異なる。
宇多源氏佐々木氏族 新家氏(あらやし)
宇多天皇を祖とする宇多源氏の流れを汲む近江源氏 佐々木氏の系統に新家氏あり[4]。
『佐々木氏系図』に以下の系譜を載せる。
系譜 井上三郎大夫行実―井五郎行方―新屋源太行景―五郎景頼―八郎景綱
脚注
参考文献
- 太田亮著、上田萬年、三上参次監修『姓氏家系大辞典 第2巻』(角川書店、1934年)
- 財団法人水府明徳会彰考館蔵『水府系纂』第45巻8.5丁、145丁
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