斎藤潤一郎
来歴
1980年、東京に生まれる[1]。3歳から5歳まで米国カリフォルニア州で過ごし帰国[1]。長じてノートに漫画を描き始めるが[2]、漫画家は目指していなかった[注 1]。
西野空男に見出され、2010年夏、漫画雑誌架空(セミ書房)で漫画家デビュー[3][1]。
2017年夏、トーチweb(リイド社)でメジャーデビュー。『死都調布』を連載し、2018年夏に初単行本化[1]。個性的な作風が注目される[5][6][7][注 2][注 3]。
イベント
脚注
注釈
- 父親の影響で幼少期より映画を好んだ一方、漫画への関心は低くほとんど読まなかった[3]。ただし『ドラゴンボール』は好きで模写していたほか、『寄生獣』『まんが道』は夢中で読んだという[4]。
- 『フリースタイル』41号「THE BEST MANGA 2019 このマンガを読め!」13位[8]。『このマンガがすごい! 2019』伊藤剛選4位、大西祥平選3位[9]。
- 絵の粗さをよく指摘されるが[6]、本人はあくまで丁寧な作画を心がけている[10]。また、“ヘタウマ”や“ガロ系”と括られるのは本意でないとしている[11][12][3]。
- 2010年に下書き完了、2011年に脱稿後、だいぶ経って掲載された[3][16]。
- 出版社主導の販促企画ではなく、書店からの要望で実現した[3]。
出典
- “死都調布”. トーチweb. リイド社 (2017年). 2022年2月3日閲覧。 Archived 2018-12-26 at the Wayback Machine.
- 斎藤潤一郎 (2000年11月). “あるOLの憂鬱”. 斎藤潤一郎ミステリーツアー. 2018年12月24日閲覧。
- 松永良平 (2018年7月23日). “電話・睡眠・死都・調布(特別対談・前編)”. トーチweb. リイド社. 2018年12月24日閲覧。
- 斎藤潤一郎 (2010年10月20日). “人を楽しませる漫画が描きたい”. S'S BLOG. 2018年12月24日閲覧。
- 山脇麻生「予定調和から解放され自由に」『朝日新聞』、朝日新聞社、2018年9月8日。
- いしかわじゅん「まんがの時間」『週刊文春』、文藝春秋、2018年9月20日。
- 劇画狼「蛮種発見!劇画狼推薦図書 第陸回 死都、調布!」『テレビブロス』、東京ニュース通信社、2018年9月22日。
- 「THE BEST MANGA 2019 このマンガを読め!」『フリースタイル』第41号、株式会社フリースタイル、2018年12月19日。
- 『このマンガがすごい! 2019』宝島社、2018年12月11日。ISBN 978-4800290014。
- 斎藤潤一郎 [@ctowndoggz] (2018年9月13日). "自分の絵が粗い(荒い?)って事に、最近色んなヒトから言われるようになって初めて気付いた。自分ではわたせせいぞうの様な丁寧な線を心掛けていたつもりだった。丁寧に描いてても雑になるとは、俺の脳がすさんでるのか。" (ツイート). Twitterより2018年12月24日閲覧。
- 斎藤潤一郎 [@ctowndoggz] (2018年10月18日). "いわゆるガロ系と呼ばれる漫画の、あのモノローグ主体で、話の筋とは関係ないイメージカットが出てくるようなのとか、俺は『死都調布』の中で一回もやってないからな。俺はセリフと動作、具体的な描写の積み重ねだけで物語を描いてる。意味のないコマなんてない。よく読めよ。手法が全然違うんだよ。" (ツイート). Twitterより2018年12月24日閲覧。
- 斎藤潤一郎 (2010年7月14日). “黒く塗りつぶせ”. S'S BLOG. 2018年12月24日閲覧。
- “死都調布 南米紀行”. トーチweb. リイド社 (2018年12月29日). 2018年12月29日閲覧。
- “斎藤潤一郎「死都調布」メキシコの“GANGSTA JOURNEY”描く第2弾、新連載も始動”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年4月10日) 2021年10月11日閲覧。
- 斎藤潤一郎 (2010年8月6日). “「熱病2」掲載、架空8月号発売中!”. S'S BLOG. 2018年12月24日閲覧。
- 斎藤潤一郎 (2011年8月25日). “『め・た・り・っ・く・て・い・す・と』完成”. S'S BLOG. 2018年12月24日閲覧。
- “架空15・16号が同時発売、豊田徹也の未発表ネームやガロの表現検証など”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2017年5月3日). 2018年12月24日閲覧。
- “完全保存版 ダークヒーローの時代。”. Pen+. CCCメディアハウス (2018年). 2018年12月24日閲覧。
- “縄文プラスMAGAZINE。『縄文ZINE』は縄文時代をテーマにした、いままでに無かったフリーペーパーです。”. 縄文ZINE (2018年). 2018年12月24日閲覧。
- 斎藤潤一郎 (2011年2月7日). “月刊架空12月号発売”. S'S BLOG. 2018年12月24日閲覧。
- 斎藤潤一郎 (2010年11月19日). “スープは鳥の涙”. S'S BLOG. 2018年12月24日閲覧。
- 斎藤潤一郎 (2011年3月24日). “Puzzle of Slaughter”. S'S BLOG. 2018年12月24日閲覧。
- “死都調布”. リイド社. 2021年10月11日閲覧。
- “死都調布 南米紀行”. リイド社. 2021年10月11日閲覧。
- “死都調布 ミステリーアメリカ”. リイド社. 2021年10月11日閲覧。
- “大童澄瞳、永田カビらマンガ家は何にお金を使う?Maybe!特集に登場”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年6月18日) 2021年10月11日閲覧。
- “【フェア】『死都調布』単行本化記念 JUNICHIRO SAITO 死都調布 CHAPTER.10.1”. 銀座 蔦屋書店. カルチュア・コンビニエンス・クラブ (2018年7月). 2018年12月24日閲覧。
- “「サザンと彗星の少女」赤瀬由里子と「死都調布」斎藤潤一郎のドキュメンタリー公開”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年2月3日) 2022年2月3日閲覧。
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