成田一徹
成田 一徹(なりた いってつ、1949年(昭和24年)10月9日 - 2012年(平成24年)10月14日)は、日本の切り絵作家、バー評論家。本名、成田 徹(なりた とおる)。兵庫県神戸市出身。大阪経済大学卒業[1]。1988年(昭和63年)、切り絵作家として独立。新聞・雑誌・書籍を中心に作品を発表。BARの情景を刻んだモノクロの切り絵は、30数年来のライフワーク。個展、グループ展多数開催。講談社フェイマススクール・インストラクター。Society Of Illustrators (New York) 会員。日本出版美術連盟会員。2012年(平成24年)10月、脳内出血により死去[2]。
経歴
公務員として勤務する一方、バーの多彩な魅力を切り絵で表現することをライフワークとした。1988年(昭和63年)に切り絵作家として独立。街をテーマにした作品も多く、2002年(平成14年)から、関西の風景や人物をテーマに「どこへ一徹 切り絵旅」を朝日新聞に連載。「神戸の残り香」は、阪神大震災をはさみ街から消えて行く古き良き神戸を表現。神戸の街に漂うなつかしさ、温かさ、大人のにおいを残した。2007年(平成19年)から、都内の街角を題材にした「東京シルエット」を連載し、文章も自ら書いた。2007年(平成19年)から、雑誌「あまから手帖」でも「カウンターの中から」を連載。バーカウンターの中から見た光景を、切り絵と柔らかな文章で表現した。2012年(平成24年)10月14日、脳内出血で死去、63歳。2013年(平成25年)1月27日に「偲ぶ会」が、神戸市東灘区住吉本町2の29の15、甲南大学平生記念セミナーハウスで行われた。母校大阪経済大学講義棟(D館)1階フォーラム教室入口付近に寄贈作品が展示されている[1]。
作品一覧
脚注
- “DENKO49号-6頁”. 大阪経済大学. 2021年10月16日閲覧。
- 切り絵作家の成田一徹さん死去 バーの魅力、丹念に表現 朝日新聞デジタル 2012年11月23日閲覧