役者論語

役者論語(やくしゃろんご・やくしゃばなし)は、元禄時代またはその前後に編集された、日本の歌舞伎演劇形式での演技の実践と美学に関する17世紀と18世紀初頭の著作を集めた歌舞伎芸談集である。四巻四冊。八文舎自笑編。1776年に刊された。芳沢あやめ坂田藤十郎等、当時の著名な名優などの芸談集七書を収録している。「あやめ草」(やめの女形に関する苦心談を記したもの)をはじめ、「耳塵集」「続耳塵集」「賢外集」「舞台百ケ条」「佐渡島日記」(藤十郎や名優の芸談や逸話を記したもの)や、さらには「芸鑑」(作者の祖富永平兵衛が、若衆歌舞伎の狂言を記したもの)等がある。

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