弥生 (企業)
弥生株式会社(やよい)は、東京都千代田区に本社を置くソフトウェア開発会社であり、KKRの子会社。2022年2月まではオリックスの子会社であった。『弥生会計』などのビジネスソフトウェア製品を開発販売している[3]。無償を含めた登録ユーザーは280万以上(2022年9月)、有償保守サポートユーザーは87万(2022年9月)、パッケージ型会計ソフトにおいて国内シェア65.6%(2021年10月~2022年6月)、クラウド型会計ソフトにおいて国内シェア53.9%(2022年4月)を有している[4]。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒101-0021 東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX 21階 |
設立 | 創業 1978年 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 6010001114916 |
事業内容 | 業務ソフトウェアおよび関連サービスの開発・販売・サポート |
代表者 |
前山貴弘 (代表取締役 社長執行役員) |
売上高 | 221.1億円(2022年09月30日時点)[1] |
従業員数 | 850名(派遣・契約社員含む、2022年9月時点) |
決算期 | 9月30日 |
主要株主 | KKRグループ(99.9%)[2] |
関係する人物 |
平松庚三 (元代表取締役会長) |
外部リンク |
www |
沿革
- 1978年 - 株式会社日本オールシステムズ(後の日本マイコン)を設立。
- 1980年 - 株式会社システムハウスミルキーウェイを設立。
- 1987年10月 - 弥生シリーズの販売開始。
- 1997年 - Intuit、ミルキーウェイ、日本マイコンの統合によりインテュイット株式会社を設立。
- 2003年2月7日 - 社長の平松庚三がMBOにより米インテュイットから独立。米インテュイットが日本法人を投資会社アドバンテッジパートナーズに95億円で売却した[5]。
- 2003年4月1日 - 社名変更し、弥生株式会社となった[6]。
- 2004年11月9日 - ライブドアが投資会社アドバンテッジパートナーズより230億円での買収を発表。同年12月20日にライブドアの子会社となる。
- 2006年1月24日 - 親会社であるライブドアの堀江貴文社長の逮捕を受けて、平松庚三社長が急遽ライブドア社長に就任する。
- 2006年6月12日 - 平松庚三が代表取締役会長に就任。後任の代表取締役社長に飼沼健が就任。
- 2007年4月2日 - 持ち株会社のライブドアが、ライブドアホールディングス(のち・LDH)へと商号変更。
- 2007年8月24日 - ライブドアホールディングスが、保有する弥生の株式を投資ファンドのMBKパートナーズに710億円で売却すると発表[7]。
- 2007年9月28日 - 特別目的会社である株式会社 MBKP1 へ株式を譲渡。
- 2008年4月1日 - 岡本浩一郎が代表取締役社長に就任する[8]。
- 2014年11月13日 - オリックス株式会社が99.9%の株式を800億円強で2014年内に買収し、オリックスグループ傘下にすると発表した[9]。
- 2021年12月、オリックスが米投資ファンドKKRに約2400億円で売却する方針を固めたと日本経済新聞が報じた[10]。
- 2022年3月1日、オリックスからKKRへの株式譲渡が完了し、当社はKKRの子会社となった[11]。
主要製品
パッケージ製品
対応OSはWindows。パッケージに当時の親会社であったライブドア(のち:LDH)の社長であった堀江貴文の写真が掲載されていた時期もあった。2009年から2010年に菊川怜、2011年から2017年には皆藤愛子が起用されていた。2017年10月20日発売の18シリーズからは芳根京子が起用されている。
- 弥生会計(個人事業主・中小規模法人向け会計ソフト)
- 弥生販売(中小規模法人向け販売管理ソフト)
- 弥生給与(中小規模法人向け給与計算ソフト)
- やよいの青色申告(個人事業主向け会計ソフト)
- やよいの給与計算(スモールビジネス向け給与計算ソフト)
- やよいの見積・納品・請求書(見積書・請求書発行ソフト)
- やよいの顧客管理 (顧客管理ソフト)
クラウド製品
かつて販売していた製品
- バンクナウ(オンラインバンキングソフト)
日本マイコン時代
- テラ/Queenシリーズ(日本語ワープロソフト)
- テラ
- Queen
- Terra (バージョン2)
- テラ III 世
- Queen II
- Queen III
- テラ Towns
- テラ V
- Grape(アニメーション描画ソフト)
社名の由来
主力商品の弥生シリーズに由来する。その商品名は日本では3月決算の企業が多く会計ソフトがフル稼働するのが3月 (弥生) であることから名づけられた。
脚注
- 弥生株式会社 会社概要
- 会社概要_会社情報|会計ソフトは弥生
- 吉岡綾乃 (2014年11月14日). “狙いは小規模事業者:オリックスはなぜ弥生を買収するのか”. ITmedia ビジネスオンライン. アイティメディア株式会社. 2015年8月9日閲覧。
- 事業内容_会社情報|会計ソフトは弥生
- 米インテュイット,日本法人の売却を完了 | 日経クロステック(xTECH)
- MBOにより、インテュイットから弥生へ
- “ライブドアが弥生をMBKに売却、将来はIPOも視野”. ロイター. 2007年8月24日閲覧。
- “新社長、岡本浩一郎氏が就任会見:弥生がSaaS対応、MS、アドビなどと協業の可能性も”. ITmedia エンタープライズ. アイティメディア株式会社 (2008年4月22日). 2015年8月9日閲覧。
- “オリックス、会計ソフトの弥生を買収”. ITmedia エンタープライズ. アイティメディア株式会社 (2014年11月13日). 2015年8月9日閲覧。
- “オリックス、会計ソフトの弥生をKKRに売却 2400億円”. 日本経済新聞 (2021年12月11日). 2021年12月12日閲覧。
- 当社の株主変更についてのお知らせ - 弥生 2022年3月1日(2022年8月7日閲覧)
- 大河原克行 (2015年7月14日). “弥生、会計ソフトが登場した30年前。それに匹敵する変化を”. ASCII.jp. 株式会社KADOKAWA. 2015年8月9日閲覧。
外部リンク
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