広島県立広島中学校・高等学校
広島県立広島中学校・高等学校(ひろしまけんりつ ひろしまちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、広島県東広島市高屋町中島にある広島県内の県立学校において最初の併立型中高一貫校である。略称は「県広」
広島県立広島中学校・高等学校 | |
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北緯34度26分50.3秒 東経132度47分37.1秒 | |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 広島県 |
学区 | 広島県一円 |
校訓 | 高い知性 豊かな感性 強い意志 |
設立年月日 | 2004年 |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学期 | 3学期制 |
学校コード |
C134210002328 (中学校) D134210000783 (高等学校) |
高校コード | 34208E |
中学校コード | 341003[1] |
所在地 | 〒739-2125 |
広島県東広島市高屋町中島31番地7 | |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
概観
学校全体
県立の中高一貫のモデル校として2004年に開校した。現在の生徒数は中学校が477名(女子生徒315名)、高校が719名(女子生徒411名)(2011年5月1日時点)で県下最大の規模である。
なお、旧制広島高等学校(広島大学総合科学部の前身校)との関連性はない。また、広島工業大学附属広島高等学校(現・広島なぎさ高等学校)も広島工業大学附属を冠せずに単に「広島高等学校」と称していた時期もあったが、こちらとの関連性もない。
寮があり、広島県内の全域から生徒が多く集まっている。なお、広島県に住民票を有していない人は受験する事ができない。
校訓
- 高い知性 豊かな感性 強い意志
教育方針
6年間の計画的・継続的な教育活動により幅広く深い教養と高い知性を培い、グローバル化時代において活躍することのできる人材を育成する。
教育目標
- 中学校
学習意欲を喚起し、基礎・基本の確実な定着を図るとともに国際感覚を培い、心豊かなたくましい人材を育成する。
- 高等学校
知性を高め、感性を磨き、意志を鍛える教育活動を通して、国際社会に貢献できる全人的な力を持った人材を育成する。
沿革
象徴
校章
広島の「ひ」を基本に、「翼」「広島県の木(花)モミジ」「未来に向かって輝く太陽」をイメージした造形を組み合わせている。 3つの翼は、3つの校訓を表し未来にはばたく生徒の姿をイメージしたデザインである。
広島県立広島中学校・高等学校校歌
―小さな光を大きな夢に― (作詞・作曲 細川俊夫)
凌雲の志
(作詞 村上悦雄、作曲 原一千代) この曲は設立当初の教頭が作詞、音楽教師が作曲を担当した、校訓や校風がよく表れた曲である。
制服
服装
ジャージのカラーは濃青、深緑、エンジ、水色、黄緑、ピンクである。 このカラーは在学中は変わらず、次年度は中学1年が前年度の高校3年のカラーを使用する。
- 夏服は開襟のシャツである。男子はシャツをスラックスから出すことが許されないが、女子はスカートにシャツを入れることが許される。
- 指定のベストでの登下校は可能だが指定のセーターのみでの登下校は不可である。セーターで登下校する場合は必ず上着を持っておくこと。しかし、同じ防寒着扱いのコート、ウィンドブレーカー着用の登下校は可能である。
- 女子は靴下が指定、2019年度から新ソックスを使用。以前は膝下までの長さだったものが丈が短くなった。夏冬兼用。2019年度以降も長いソックスの使用可。破れやすい。男子は指定でなく、白でも黒でもいい。ワンポイントまで可。
- 女子は冬にタイツやストッキングの着用が可能。しかし、その上から靴下を履く必要がある。
- 衣替えがないため服装は各自が判断する。このため夏に上着を着たり冬に半袖で過ごすことも可能。儀式の際には統一する。
- 長袖シャツの第一ボタンはどのような時でも開放してはならない。
スローガン
2016年度よりスローガンとして「夢」「挑戦」「創造」が挙げられている。
特色
- 中学・高校ともに、1時限50分授業である(2013年度から)。それまでは1時限55分授業であった。
- 2017年度より、毎週水曜日は定時退校日として17時に生徒は完全下校しなくてはならない。(通常時の完全下校時刻は、中学生は18:15 冬季期間17:45、高校生は通年18:45である。)
- 運動会、大学入試の激励会、卒業式などの行事では男子生徒がニュージーランドの先住民族、マオリ族の伝統舞踊である「HAKA」を上半身裸で踊る。校訓をモチーフとしたスクールHAKAが代々受け継がれているが、2020年の春、卒業生によって「Te mauahara(逆境)」という創作HAKAが新たに寄贈された。2019年度の運動会では6種類のHAKAが計7回披露されるなど、HAKAという文化は全校生徒に愛され、尊敬されている。また運動会前には中学校1年生から高校2年生までを対象に短期入寮が行われる。所謂HAKA合宿である。上級生は下級生に運動会で披露するスクールHAKAを教えることを通し、異学年での親睦を深める。なお短期入寮については、2020年度は中止。また翌年、2021年度は文化祭、運動会ともに中止となった。(なお、近年はHAKAは上下体操服で行われるように、これまでの風習が見直された。)
体操はラジオ体操第二が行われる。(運動会・体育科の準備体操)
中学
生徒会
中学校生徒会
基本的に会長1名、副会長1名、執行委員5名で構成されている。
生徒会役員1名につき委員会が1つ割り振られており、生徒会が委員会を監視している。
役員選挙は例年1月に行われている。なお、ここ数年は立候補者数が減少しており、信任投票になることも多い。
高等学校生徒会
中学校と同様に会長1名、副会長1名、執行委員5名で構成されている。
(ただし令和5年度の生徒会は現状、会長1名、副会長1名、執行委員3名と欠員が生じている。)
生徒会役員1名につき委員会が1つ割り振られており、生徒会が委員会を監視している。
役員選挙は例年2月に行われている。なお、高校生徒会も中学と同様に、ここ数年は立候補者数が減少しており、信任投票になることも多い。
生徒会といっても特にこれといった権力はなく、行事などの雑務に回ることが多い。
部活動
生徒5人と顧問を集め、教師の2/3以上の承認が必要。
運動部
- サッカー部
- 卓球部
- テニス部
- 軟式野球部
- 2016年 - 第61回春季広島県高等学校軟式野球大会、広島県立広島高校 優勝
- 2017年 - 第62回秋季広島県高等学校軟式野球大会、広島県立広島高校 準優勝
- バドミントン部
- バスケットボール部
- バレーボール部
- 陸上競技部
- 剣道部、
- 弓道部
- 柔道部(2020年度現在、部員0人のため活動停止中)
- 登山部(高等学校のみ)
文化部
- 科学研究部
- 情報部(高等学校のみ)
- ESS部
- 茶華道部
- 美術部
- 文芸部
- 囲碁・将棋部(2017年度まで運動部)
- 吹奏楽部
- 【広島中学校】全日本吹奏楽コンクールの記録
- 2007年8月 - 広島県大会 中学B部門、[自] 子供の領分
- 2008年8月 - 広島県大会 中学B部門、[自] バレエ組曲《シルヴィア》
- 2009年8月 - 広島県大会 中学B部門、[自] レガシー
- 2010年8月 - 広島県大会 中学B部門、[自] じんじん~沖縄わらべ歌より~、指揮:台木 雅貴、金賞
- 2011年8月 - 広島県大会 中学B部門、[自] グリーン・ヒルズ・ファンタジー 、指揮:台木 雅貴、金賞
- 2012年8月 - 広島県大会 中学B部門、[自] 元禄、指揮:台木 雅貴、金賞
- 2013年8月 - 広島県大会 中学A部門、課題曲Ⅳ、レパントの海戦 、指揮:台木 雅貴、銀賞 (★初A部門出場)
- 2014年8月 - 広島県大会 中学A部門、課題曲Ⅲ、白墨の輪へのオマージュ〜グルシェの愛〜 、指揮:中川 晃一、銀賞
- 2015年8月 - 広島県大会 中学A部門、課題曲Ⅱ、伝説のアイルランド、指揮:柿内 香予、銀賞
- 2016年8月 - 広島県大会 中学A部門、課題曲Ⅰ、喜歌劇《伯爵夫人マリツァ》より セレクション、指揮:柿内 香予、銀賞
- 2017年8月 - 広島県大会 中学A部門、課題曲Ⅳ、喜歌劇《微笑みの国》より セレクション、指揮:柿内 香予、銀賞
- 2018年8月 - 広島県大会 中学A部門、課題曲Ⅱ、喜歌劇《ロシアの皇太子》より セレクション、指揮:柿内 香予、銀賞
- 【広島高校】全日本吹奏楽コンクールの記録
- 2022年8月 - 広島県大会 高校A部門、課題曲Ⅲ、 喜歌劇《天国と地獄》 より 序曲、指揮:平川 宏、Gold 金賞 (中高で出場)
- 【広島中学校】全日本吹奏楽コンクールの記録
脚注
- “広島県所属中学コード表 - 教育開発ONLINE” (PDF). 2020年10月10日閲覧。