広島県立中央森林公園

広島県立中央森林公園(ひろしまけんりつちゅうおうしんりんこうえん)は、広島県三原市にある森林公園

広島県立中央森林公園
公園内にある三景園
分類 森林公園
所在地
座標 北緯34度26分36秒 東経132度55分40秒
面積 267ヘクタール[1]
運営者 (財)中央森林公園協会
年来園者数 約29万人[1]
事務所 公園センター・サイクルセンター
事務所所在地 三原市本郷町上北方1315
公式サイト 公式ホームページ

概要

1993年に開港した広島空港と共にその周辺に整備された森林公園[1]。県が中心となって設立した財団法人中央森林公園協会が指定管理者として運営管理している。第46回全国植樹祭会場[2]

国際規格のサイクリングコースと日本庭園「三景園」を主要施設として、自然の中でハイキングピクニックなどが出来る施設が整備されている。同園内から飛行機の離着陸をみる事が出来る。コンベンションセンター「フォレストヒルズガーデン」や「フォレストヒルズゴルフ&リゾート」、「広島エアポートホテル」が隣接している。

滑走路を離着陸する飛行機を間近で見学する事が出来る。そのため、家族連れや航空ファンが訪れ、スポッティングや撮影が行われる。

広島空港と森林公園。森林公園の主施設は写真右上に集中している。滑走路を1周する曲がった道がサイクリングロード。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。2005年撮影の4枚を合成作成。

主な施設

サイクリングロード

国際自転車競技連合 (UCI)公認のロードレースコース[3]であり、空港の外を一周する12.3kmのコース。広島で行われた1994年アジア競技大会自転車個人ロード会場。全日本自転車競技選手権大会の主要会場である。そのほかにも、デュアスロンのカーフマンジャパンデュアスロングランプリ中国ステージ会場、周辺ではシクロクロスも行われている。

また家族向けに1周1.5kmから2.9kmの3コースが整備されており、自転車の貸し出しも行っている。

過去には自転車の博物館を建設する計画もあった[3]が、頓挫している。2010年ヒロシマ・オリンピック構想において自転車会場に想定された。

三景園

空港開港を記念して造られた約6haの回遊式庭園。広島県の代表的な山・里・海の3つの風景を表現したことからこの名前となった。

ここで茶会も行われる。なおここは入場料はかかる。が、県の減免制度により、65歳以上、身障手帳あるいは療育手帳所持、小中高生、は入場無料。

こちらは三景園管理事務所(本郷町善入寺64-24)が運営管理しているため、問い合わせなどは別途参照。

運動広場

公園の東端にある天然芝のグラウンド。通称「本郷グラウンド」。広さの目安として、ラグビーサッカーの試合会場として2面、ソフトボール会場として4面取ることが出来る。

主に県下の主要ラグビー会場として利用されている。

用倉大橋

サイクリングロードを構成する主要構造物であり、木造斜張橋としては日本最長。

諸元[4]
  • 橋種:木トラス補剛桁3径間連続斜張橋
  • 橋長:145m
  • 幅員:5.0m

主なイベント

交通

なお、空港正面玄関から管理事務所の公園センター・サイクルセンターまで少し離れているが、目安として空港アクセスを参照。

  • 鉄道でのアクセスは極めて不便である。最寄り駅は山陽本線河内駅だが、駅からは9km離れているだけでなく、300m以上も標高差のある丘の上に立地しているため、徒歩では2時間以上を要する。

脚注

  1. 観光社会資本の事例 (PDF). 国土交通省. 2011年4月25日閲覧。
  2. 広島県で開催された「全国植樹祭」の概要”. 広島県. 2011年4月25日閲覧。
  3. 広島の自転車競技場”. 中国新聞 (1997年3月14日). 2011年4月25日閲覧。
  4. 用倉大橋”. 福岡大学. 2011年4月25日閲覧。

関連項目

外部リンク

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