岡本梅林公園
概要
神戸市が設置・管理している。面積は4566平方メートル。神戸市都市公園条例による公園の正式名称は「岡本公園」であるが、一般には「岡本梅林公園」とも呼ばれている。1982年に完成した。
六甲山地の高台の上に整備されている。約130本の梅の木が植えられ、開花時期には観梅客でにぎわう。観梅期の2月下旬 - 3月上旬頃には梅まつりが開催される。
歴史
この梅林の始まりについては不詳であるが、江戸時代には丹波の栗や吉野の桜などともに岡本の梅林として有名であった。江戸末期の南画家・岡田半江やその弟子の橋本青江らが、岡本梅林を描いた作品を残している[1]。明治時代中期になると、鉄道が開通したこともあって阪神間の観梅名所として発展した。
しかし1938年(昭和13年)の阪神大水害に伴う山崩れ、第二次世界大戦の戦災、戦後の宅地開発などが続いたため、梅林はほとんど消滅した。その後梅林の復興が行われ、1982年(昭和57年)に岡本梅林公園として整備された。
関連項目
- 保久良梅林
脚注
- 静岡県立美術館編集・発行 『江戸絵画の楽園』 2012年10月7日、pp.114-120。
外部リンク
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