山田美也子
来歴
大阪府豊中市出身[1]。父は中国人で旧満州国の国費留学生、母は大阪の酒問屋の一人娘[2]。1961年から5年間、NHK大阪児童劇団で活動[1]。大阪音楽大学声楽科卒業[1]。1970年にはNHK総合テレビ「土曜ひる席」の司会を担当した。
1971年にNHKのヤング101[3]のオーディションを受け、約3000人の応募者の中から選ばれた15人の合格者の一人として、晴れて総合テレビの音楽番組『ステージ101』のレギュラーとなった[注釈 1][4][5]。
1973年4月にヤング101を卒業[注釈 2]して、同月からテレビ朝日系の『あそびましょパンポロリン』[注釈 3]に出演。ミコの愛称で初代「歌のお姉さん」として活躍。1973年に発売したシングル「げんこつやまのたぬきさん」[注釈 4]の売り上げは、30万枚以上にもなった。
1975年秋には、テレビ朝日への出演と並行して2年半ぶりにNHKで活動。10月には総合テレビ『みんなのうた』で「勇気一つを友にして」を歌った。11月には、教育テレビ『にんぎょうげき』で北沢杏子が脚色して劇団かかし座が操演した影絵劇『パンをふんだ娘』の主題歌[注釈 5]を歌った。
後にバラエティやドラマなどで活躍したが、1983年からフジテレビ「おはよう!ナイスデイ」の総合司会を担当するようになってからは、ジャーナリストとしての活動にも重きを置くようになった。
2000年5月には、クリス・スティール=パーキンスとの再婚経験を基に、子育てを終えたシングルマザーの恋愛、結婚を描いたノンフィクション「ふたたび『愛する』ということ」を上梓。
オーケストラや室内楽などの演奏会の他、シンポジウム、フォーラム、コーディネイター、文化イベントの司会を務める事も多い。
現在、NHK-FMのN響定期公演では案内役を務めている。演奏の休憩時間にはゲストとのトークを交えながら作品を解説を行っている。
担当番組
- NHK-FM ベストオブクラシック N響定期公演(案内役)
- NHK-FM N響演奏会(案内役)
過去にレギュラー出演した番組
- ワイドショー番組
期間 | 番組名 | 役職 | |
---|---|---|---|
1983年3月28日 | 1987年3月27日 | おはよう!ナイスデイ(フジテレビ) | 司会 |
- バラエティ番組・その他
- NHK総合テレビ 土曜ひる席(司会、1970年)
- NHK教育テレビ ETV8 文化ジャーナル(キャスター)
- NHKラジオ第1放送 おはようラジオセンター、ラジオあさいちばん、ラジオ夕刊(情報コーナー: 山田美也子の文化情報)
- NHK-FM サンデークラシックワイド(案内役)
- 一枚の写真(フジテレビ)
- 歌手としての出演
- ステージ101(NHK総合) – ヤング101(1971年7月7日 - 1973年4月1日)
- あそびましょパンポロリン(テレビ朝日)
- とべとべパンポロリン(テレビ朝日)
- とびだせ!パンポロリン(テレビ朝日)
主な出版物
脚注
注釈
- ヤング101のメンバーとして、1971年7月7日から1973年4月1日まで出演した。
- NHKホールで収録され1993年8月14日に放映された『第25回思い出のメロディー』で、元メンバー16名と共に「涙をこえて」を披露。2002年8月10日に大宮ソニックシティから生中継された『第34回思い出のメロディー』で、元メンバー25名と共に「怪獣のバラード」と「涙をこえて」を披露。「怪獣のバラード」は「怪獣のバラード 2002」としてCD『GOLDEN☆BEST / ステージ101 ヤング青春の日々』(Sony Music House MHCL240-1)に収録された。 2003年10月21日夜、22日昼・夜の計3回にわたり、Bunkamura内のシアターコクーンにて行なわれたヤング101復活コンサート『ステージ101〜明日に架ける橋』に元メンバー36名と共に出演し、「Moonlight Serenade」を藤島新と共演で披露したほか、分担で進行役を務めた。22日夜のコンサートの模様は、後日、BS2で放送された。2016年3月6日放送の『新・BS日本のうた』(NHK BSプレミアム)の『あの歌に再会』というコーナーで、元メンバー15名と共にステージ101テーマ曲の「ヤッポン!」と「人生すばらしきドラマ」及び「涙をこえて」を披露した。
- 番組名は、1974年4月からは「とべとべパンポロリン」、1976年4月からは「とびだせ!パンポロリン」。
- 童謡『げんこつ山のたぬきさん』に、児童文学作家の香山美子が歌詞を加え、医師で作・編曲家の小森昭宏が編曲した。B面は「くまのおかあさん」。
- 作詞は北沢杏子、作曲は越部信義による。
- 「オウムのパロパロ」はこおろぎ'73との共演。こおろぎ'73は、山田と同時期にヤング101に在籍した男性歌手達が中心になって結成したコーラス・グループ。
- こおろぎ'73との共演。
- 「ピン太とゴン太」はコロムビアゆりかご会との共演。
- 「大きなくりの木の下で」は、こおろぎ’73とコロムビアゆりかご会との共演。
出典
- 週刊テレビ番組(東京ポスト)1983年4月14日号 p.48
- ミコちゃん本舗 山田美也子プロフィール
- CD『GOLDEN☆BEST / ステージ101 ヤング青春の日々』(Sony Music House MHCL240-1)ライナーノーツ。
- “還暦以上の「ステージ101」” (2016年3月6日). 2021年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月16日閲覧。
- “Stage101 Tribute”. 2021年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月16日閲覧。
- “ミコちゃん日記~山田美也子のひとりごと~ 2008年12月” (2008年12月24日). 2012年12月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月16日閲覧。
参考文献
- 風間嵐、『ステージ101について』、2021年、CD『ステージ101 GO! / ヤング101』(CSレコード DQCL 3611-15)
関連項目
外部リンク
- ミコちゃん本舗(山田美也子公式サイト)
- プランニング・クレアによる紹介 - archive.today(2013年1月4日アーカイブ分)