小見真観寺古墳
小見真観寺古墳(おみしんかんじこふん)は、埼玉県行田市の小見古墳群内にある前方後円墳である。国の史跡に指定されている[1]。
小見真観寺古墳 | |
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小見真観寺古墳(2011年7月) | |
別名 | 観音嶽 |
所属 | 小見古墳群 |
所在地 | 埼玉県行田市小見 |
位置 | 北緯36度9分33.9秒 東経139度28分36.6秒 |
形状 | 前方後円墳 |
規模 |
全長112メートル(または102メートル[1]) 後円部径55メートル、高7.8メートル 前方部幅48メートル、高7メートル |
出土品 | 甲冑、刀剣、銅鋺、土器 |
築造時期 | 7世紀前期~中期 |
史跡 | 1931年(昭和6年)国指定[1] |
特記事項 | 埼玉県内第4位の規模 |
地図 |
小見真観寺 古墳 |
概要
墳丘長は112メートル[2](あるいは102メートル[1])であり、埼玉県第4位の規模を有する前方後円墳で、俗に「観音嶽」と称する。
主軸は西北西に向かい、封土の左側および前後の頂部はともに削平を受けているが右側の遺存状況は良好である。後円部の径は55メートル、高さ7.8メートル、前方部の幅は48メートル、高さは7メートルである。
埋葬施設
埋葬施設は後円部と鞍部付近に緑泥片岩の一枚岩を組み合わせた2ヶ所の横穴式石室がある。
- 後円部の石室は1634年(寛永11年)に発見された。前室・後室の構造で7世紀の初めの築造。
- 前室 : 全長5.42メートル・幅2.24メートル・高さ2.03メートル
- 後室 : 全長2.62メートル・幅2.33メートル・高さ2.02メートル
- 鞍部の石室は、後室のみが現存するが、前室については明らかではない。
- 後室 : 全長2.8メートル・幅1.76メートル・高さ1.12メートル
1880年(明治13年)、発掘調査がなされ、甲冑、刀剣、銅鋺、土器などの出土品は東京国立博物館に収蔵・展示されている。副葬品の編年から、鞍部石室の築造はやや遅れて7世紀の中頃の可能性がある。
脚注
- 行田市教育委員会生涯学習部文化財保護課文化財保護担当 (2016年1月15日). “小見真観寺古墳”. 行田市. 2020年7月17日閲覧。
- 現地の解説の立看板には112メートルとある。
関連項目
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