小樽短期大学
小樽短期大学(おたるたんきだいがく、英語: Otaru Junior College)は、北海道小樽市入船4-9-1に本部を置いていた日本の私立大学である。1967年に設置され、2008年に廃止された。大学の略称はOJC。2006年8月4日、学校法人小樽昭和学園は札幌地裁に民事再生法の適用を申請。負債総額は約3億7800万円。学生数が減少し、2005年度と2006年度は学生数が定員の半数を割り文部科学省からの私学助成が受給できない状況になっていた。徳島市に本社を置き四国地方で「高川予備校」を運営するタカガワの支援を受け、経営再建を目指す[1]。しかし学生募集の見通しが立たず、債権整理が困難などの理由から短大の存続を断念した。2007年度の新入生募集を停止し、2008年3月で閉校。跡地は小樽昭和高校(現小樽明峰高校)の夜間に開校していた小樽看護専門学校とエフエム小樽放送局が入っている。
小樽短期大学 | |
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大学設置/創立 | 1967年 |
廃止 | 2008年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人共育の森学園 |
本部所在地 | 北海道小樽市入船4-9-1 |
学部 | 英語・経営実務科 |
概要
大学全体
教育および研究
沿革
- 1967年 小樽女子短期大学(おたるじょしたんきだいがく)として開学。英文科を置く[2]
- 1990年 経営実務科を増設する。
- 1999年 小樽短期大学と改称。共学となる。
- 2004年 英文科と経営実務科を統合してビジネスコミュニケーション総合学科となる。
- 2006年4月 学科名を英語・経営実務科とする。
- 2006年8月 学校法人小樽昭和学園、民事再生法適用を申請。タカガワが再建スポンサーとなる。
- 2006年10月 学校法人小樽昭和学園を学校法人小樽高川学園に名称変更。
- 2006年11月 再建を断念。
- 2007年10月 学校法人小樽高川学園を学校法人共育の森学園に名称変更。
- 2008年3月 閉学[3]。
基礎データ
所在地
- 北海道小樽市入船4-9-1
教育および研究
学科
- 英語・経営実務科
学科の変遷
- 英文科
- 経営実務科
専攻科
- なし
別科
- なし
附属機関
- 附属図書館(閉学後も「学校法人共育の森学園旧小樽短期大学附属図書館」として2023年現在も存続)[6]
学生生活
部活動・クラブ活動・サークル活動
学園祭
- 小樽短期大学の学園祭は「聖丘祭」と呼ばれていた。
スポーツ
- 1999年、男女共学になった際にバスケットボール部が創部され、「北海道地区大学体育大会」に参加していた。
卒業後の進路について
就職について
脚注
- 小樽短大の再生手続開始決定!タカガワが経営権取得! - 小樽ジャーナル(2006年8月4日)、2018年1月18日アクセス
- 当初の在学者数は59人となっている。
- 但し、ホームページによると附属図書館は開放されているらしく、キャンパスも残っており、廃止認可はまだなされていないようなので正式には休校状態である
- 経営者交代!小樽短大単科から3科に再編! - 小樽ジャーナル(2008年8月22日)、2018年1月18日アクセス
- 2008年度を目途に設置計画がなされていた。
- 学校法人共育の森学園旧小樽短期大学附属図書館 2023年5月31日閲覧。
参考文献
- 『全国学校総覧』
- 『短期大学一覧』
- 『教員養成課程認定大学・短期大学等総覧』(全国高等学校長協会編。第一法規出版)
- 『日本の私立短期大学』(日本私立短期大学協会発行:1980年)
- 『進学年鑑』(『私大コース』シリーズ別冊)
- 『全国短期大学高等専門学校一覧』(文部省高等教育局技術教育課監修)
- 『短期大学教育』第49号(日本私立短期大学協会発行:1992年)
- 『短大蛍雪』(全国短大&専修・各種学校受験年鑑シリーズ。旺文社)
- 『全国短期大学受験要覧』(廣潤社)
- 『全国短期大学案内』(教学社)
- 『全国短期大学受験案内』(晶文社)
- 『全国短期大学案内』(梧桐書院)
- 『短大蛍雪』(2000年5月臨時増刊。旺文社)
- 『小樽短期大学』(入学案内小冊子)
関連項目
外部リンク
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