富貴寺 (奈良県川西町)
富貴寺(ふきじ)は奈良県磯城郡川西町にある真言宗豊山派の寺院である。平安初期に法隆寺夢殿を再興し、法隆寺の学問振興に力を注いだ道詮(どうせん)が晩年に開いたとされる。今は壺阪寺の末寺となっているが、無住の寺となっている。
富貴寺 | |
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所在地 | 奈良県磯城郡川西町保田33 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
創建年 | 平安時代初期 |
開山 | 道詮 |
正式名 | 清涼山富貴寺 |
別称 | 冨貴寺 |
文化財 | 本堂、木造釈迦如来坐像、木造地蔵菩薩立像(以上、重要文化財) |
法人番号 | 6150005005288[1] |
文化財
関連文化財
- 旧富貴寺羅漢堂(法隆寺所有、重要文化財)
- かつて当寺境内にあった小堂。三重塔の二重・三重が失われ、初層のみが残ったものとみられる。柱、頭貫、組物などの部材が残るのみで荒廃していたものを1935年(昭和10年)に細川護立(肥後細川家当主、美術収集家)が引き取り、解体して東京の自邸倉庫に保管していた。1969年、部材207点は細川から法隆寺に寄進され、建築家の大岡實が復元のための図面を作成した。部材は腐朽が甚だしかったが、様式から平安時代のものと判断された。部材は修復のうえ、単層宝形造の小堂として法隆寺境内に再建され、1971年に「旧富貴寺羅漢堂」として重要文化財に指定された。法隆寺の西院と東院を結ぶ道の南側に所在するが、一般には公開されていない[2]。
脚注
- https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/henkorireki-johoto.html?selHouzinNo=6150005005288; 閲覧日: 18 11月 2021.
- 法隆寺羅漢堂、大岡實建築研究所、2020年12月16日閲覧。
関連項目
- 六県神社
- 日本の寺院一覧
外部リンク
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