富士クラシック

富士クラシック(ふじクラシック)は、山梨県南都留郡富士河口湖町にあるゴルフ場である。

富士クラシック
Fuji Classic
富士クラシック
富士クラシックの空中写真。
2010年4月26日撮影の10枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。 地図
所在地 日本の旗 日本
山梨県南都留郡富士河口湖町富士ヶ嶺2-2
座標: 北緯35度24分27秒 東経138度38分42秒
概要
開業 1995年(平成7年)10月1日
運営 メンバーシップコース
設計 デズモンド・ミュアヘッド
運営者 株式会社 クラシック
コース

OUT IN
HOLEPARYARDHOLEPARYARD
1 5589 1 4402
2 3196 2 5573
3 4378 3 4381
4 4446 4 3250
5 4445 5 4448
6 5527 6 5610
7 4400 7 4426
8 3215 8 3161
9 4363 9 4361
363559 363612

その他
公式サイト 富士クラシック

概要

「富士クラシック」は、山梨県東部の郡内地方、甲府市と接し富士山麓の標高1,200メートルと高く、富士五湖河口湖西湖精進湖本栖湖の4湖が属し、富士山の景勝地が多く富士山がある風景100選では、町内だけで22ヶ所も選定されているそうした他所にはない恵まれたロケーションの所にある[1]

1990年(平成2年)代前期、新たなゴルフ場の建設に向けて、建設用地の南都留郡河口湖町地区に、コース設計をデズモンド・ミュアヘッドに依頼し、18ホール規模のゴルフ場の造成工事が着工され、 1995年(平成7年)10月1日、「富士クラシック」18ホールの造成工事が完了し、開場された[1]

コース設計家のデズモンド・ミュアヘッド(Desmond Muirhead)は、1924年(大正13年)に英国生、ケンブリッジ大学建築工学卒業後、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学で造園学を学び、オレゴン大学で園芸学を学んだ[2]。代表作には、「ミッションヒルズ・カントリークラブ」(カリフォルニア州、1972年(昭和47年)開場)、「ミュアフィールドビレッジ」(オハイオ州、1974年(昭和49年)開場)などがある[2]。ミッションヒルズカントリークラブは、女子のメジャートーナメント「クラフトナビスコ選手権」の舞台で、ミュアフィールドビレッジは、世界ベストコースのトップランクのコースである[2]

日本での設計は、「ニュー・セントアンドリュースゴルフクラブ・ジャパン」(栃木県、1975年(昭和50年)開場)のニューコースは日本屈指の難コースとして知られている[2]。「新陽ゴルフ倶楽部」(岐阜県、1989年(平成元年)開場)、哲学的かつユニークなホール名称がつけられている[2]。「セゴビアゴルフクラブ イン チヨダ」(茨城県、1993年(平成5年)開場)、闘牛、芸術家ダリなどスペインをテーマしたコースである[2]

コースは全てのホールから雄大な富士山望むことが出来る、「富士レイクサイドカントリー倶楽部」(1963年(昭和38年)開場)とともに、富士山に最も近いゴルフ場である[1]葛飾北斎浮世絵富嶽三十六景をモチーフに各ホールに浮世絵図の名前がそれぞれつけられている[1]。3番ホールは「駿州江尻」、稲穂の波とフェアウェイのうねりが重なる、7番ホールは「うねりの富士」、フェアウェイに起伏がある、9番ホールは「身延川裏不仁」、グリーンへと続くフェアウェイが身延川である、16番ホールは「隠居」、17番ホールは「神奈川浪裏」、18番ホールは「登戸浦」などである[1]

コースはフラットでフェアウェイがゆるやかにうねるリンクス風で、マウンドや池、バンカーを大胆に配置して戦略性を高めており、各ホールともフォローかアゲンストになることが多い[1]。グリーンは全体に大きくアンジュレーションがあり、オンしたからといって安心できない。富士山からの順芽を念頭においてパッティングしたい[1]

所在地

〒401-0338 山梨県南都留郡富士河口湖町富士ヶ嶺2-2

コース情報

  • 開場日 - 1995年10月1日
  • 設計者 - デズモンド・ミュアヘッド
  • 施工者 - 株式会社 熊谷組
  • 面積 - 1,081,890m2(約32.7万坪)
  • コースタイプ - 林間コース
  • コース - 18ホールズ、パー72、7,171ヤード、コースレート72.0
  • フェアウェー - コウライ
  • ラフ - ノシバ
  • グリーン - 1グリーン、ベント(ペンクロス)
  • ハザード - バンカー52、池が絡むホール7
  • ラウンドスタイル - キャディー付セルフ選択制、電動リモコンカート、乗用カート(5人乗り)
  • 練習場 - 25打席250ヤード
  • 休場日 - 無休、冬期間クローズ[3]

クラブ情報

  • ハウス面積 - 1,814m2(548.7坪)
  • ハウス設計 - 株式会社 熊谷組
  • ハウス施工 - 株式会社 熊谷組[3]

ギャラリー

  • コース - [4]
  • ハウス - [5]

交通アクセス

鉄道

道路

脚注

  1. 富士クラシック”. Golf Course Ranking Club. 2021年10月20日閲覧。
  2. 富士クラシック”. Golf Course Ranking Club. 2021年10月20日閲覧。
  3. 富士クラシック”. ゴルフダイジェスト. 2021年10月20日閲覧。
  4. コース紹介”. 富士クラシック. 2021年10月20日閲覧。
  5. 施設紹介”. 富士クラシック. 2021年10月20日閲覧。
  6. アクセス”. 富士クラシック. 2021年10月20日閲覧。

関連文献

  • 『ゴルフ場ガイド 東版』、2006-2007、「富士クラシック」、東京 ゴルフダイジェスト社、2006年5月

関連項目

外部リンク

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