家族にサルーテ!イスキア島は大騒動

家族にサルーテ!イスキア島は大騒動』(かぞくにサルーテ イスキアとうはおおそうどう[注 1]A casa tutti bene)は2018年イタリアドラマコメディ映画。 監督はガブリエレ・ムッチーノ、出演はステファノ・アコルシカロリーナ・クレシェンティーニなど。 イタリアイスキア島を舞台に、老夫婦の金婚式を祝うために集まった総勢19人の家族や親戚一同が繰り広げる騒動を、イタリア映画界の新旧を代表する俳優たちを起用して描いた群像ドラマ[5]

家族にサルーテ!
イスキア島は大騒動
A casa tutti bene
監督 ガブリエレ・ムッチーノ
脚本 ガブリエレ・ムッチーノ
パオロ・コステッラ
サブリナ・インパッチャトーレ(協力)
原案 ガブリエレ・ムッチーノ
製作 マルコ・ベラルディ
出演者 ステファノ・アコルシ
カロリーナ・クレシェンティーニ
エレナ・クッチ
ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ
ステファニア・サンドレッリ
イヴァノ・マレスコッティ
音楽 ニコラ・ピオヴァーニ
主題歌 トスカ
L'invenzione di un poeta
撮影 シェーン・ハールバット
編集 クラウディオ・ディ・マウロ
製作会社 Lotus Production
ライ・チネマ
3 Marys Entertainment
配給 イタリアの旗 01ディストリビューション
日本の旗 アルバトロス・フィルムドマ
公開 イタリアの旗 2018年2月14日
日本の旗 2019年6月21日
上映時間 107分
製作国 イタリアの旗 イタリア
言語 イタリア語
興行収入 イタリアの旗 $11,186,318[1]
世界の旗 $11,746,742[1]

本国イタリアでは観客動員150万人を超すヒットを記録している[5]

ストーリー

イタリアイスキア島で穏やかに隠居生活を送っている老夫婦、ピエトロとアルバの金婚式を祝うため、家族や親戚一同が島にやってくる。屋敷で盛大に行われた食事会は無事に終わるが、悪天候による高波のためにフェリーが欠航し、全員が島に足止めされることとなる。その結果、新しい愛も生まれるものの、抱えていた不満や嫉妬から、もつれた愛憎劇や喧嘩騒ぎが起きてしまう。

嵐のような2夜が過ぎ、フェリーの運行が再開されると、それぞれは新たな一歩を示唆しながら家路につく。

キャスト

  • ピエトロ: イヴァノ・マレスコッティ - 成功したレストランの元経営者。
  • アルバ: ステファニア・サンドレッリ - ピエトロの妻。夫の浮気に耐えて来た。
  • カルロ: ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ - ピエトロとアルバの長男。レストラン経営を父親から引き継いでいる。
  • ジネーヴラ: カロリーナ・クレシェンティーニ - カルロの現在の妻。先妻エレットラに激しく嫉妬している。
  • アンナ: エレナ・ミニキエッロ - カルロとジネーヴラの幼い娘。
  • エレットラ: ヴァレリア・ソラリーノ - カルロの元妻。ピエトロとアルバから実の娘のように愛されている。
  • ルナ: エリザ・ヴィザーリ - カルロとエレットラの年頃の娘。
  • エドアルド: レナート・ライモンディ - ルナの友だち以上恋人未満の少年。
  • サラ: サブリナ・インパッチャトーレ - ピエトロとアルバの長女。レストラン経営を父親から引き継いでいる。
  • ディエゴ: ジャンパオロ・モレッリ - サラの夫。
  • ヴィットリオ: クリスチャン・マルコンチーニ - サラとディエゴの幼い息子。
  • パオロ: ステファノ・アコルシ - ピエトロとアルバの次男で末っ子。作家。離婚歴あり。
  • イザベッラ: エレナ・クッチ - 親戚。夫ジュゼッペとはほぼ別居状態。パオロと惹かれ合う。
  • クリスティーナ: エレナ・ラピサルダ - イザベッラの幼い娘。母親とパオロの関係を目撃して混乱する。
  • マリア: サンドラ・ミーロ - ピエトロの姉。
  • サンドロ: マッシモ・ギーニ - マリアの長男。アルツハイマー型認知症
  • ベアトリーチェ: クラウディア・ジェリーニ - サンドロの歳の離れた妻。夫の介護に疲れている。
  • リッカルド: ジャン・マルコ・トニャッツィ - マリアの次男。トラブルメーカー。金に困っている。ピアノと歌が得意。
  • ルアナ: ジュリア・ミケリーニ - リッカルドの妻。妊娠中。
  • 司祭: ジャンフェリーチェ・インパラート - 金婚式の儀式を執り行う。
  • アリアーナ: テア・ファルコ - ディエゴの愛人。パリでディエゴを待っている。

受賞歴

部門 対象 結果
第64回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞 助演男優賞 マッシモ・ギーニ ノミネート
作曲賞 ニコラ・ピオヴァーニ
オリジナル歌曲賞 L'invenzione di un poeta
作詞: アイシャ・チェラーミ
作曲: ニコラ・ピオヴァーニ
唄: トスカ
観客賞 受賞
第73回ナストロ・ダルジェント賞 監督賞 ガブリエレ・ムッチーノ ノミネート
プロデューサー賞 Lotus Production
レオーネ・フィルム・グループ
ライ・チネマ
マルコ・ベラルディ
ノミネート[注 2]
脚本賞 ガブリエレ・ムッチーノ
パオロ・コステッラ
サブリナ・インパッチャトーレ(協力)
ノミネート
編集賞 クラウディオ・ディ・マウロ
作曲賞 ニコラ・ピオヴァーニ
特別賞 キャスト全員 受賞
ニーノ・マンフレディ クラウディア・ジェリーニ 受賞[注 3]

脚注

注釈

  1. 「だいそうどう」としているサイトもある[2]が、日本版予告編では「おおそうどう」としている[3][4]
  2. Hotel Gagarin』と合わせてのノミネート。
  3. 愛と銃弾』と合わせての受賞。

出典

外部リンク

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