大阪府立山本高等学校

八尾高女の時代の卒業生（OG）の活動が活発で、同窓会組織以外に、一般財団法人花すみれ教育振興会を設立している。

この財団は（昭和17年）八尾高等女学校の保護者の寄付をもとに設立。1977年（昭和52年）から後輩である山本高校の生徒に奨学金「花すみれ育英基金」を支給。2012年（平成24年）度の段階で延べ232名、総額2100万円を助成している[5]ほか、さまざまな後援活動も行っている[6][7]。

• 1927年（昭和2年） - 4月1日、「大阪府立第十三高等女学校」として大阪市天王寺区北山町にて創立（開校[2]）。大阪府女子師範学校附属小学校（現・大阪教育大学附属平野小学校）の元校舎を仮校舎とした[9]。4月18日、授業を開始。この日を開校記念日とする[1]。9月、校地が中河内郡八尾町大字山本に決定（文部省告示第286号9月16日付で位置変更を認可[10]、現在地）。学校名を「大阪府立八尾高等女学校」に改称
• 1929年 - 4月、校舎完成により移転[11]
• 1948年 - 3月、大阪府立八尾中学校（現・大阪府立八尾高等学校）と職員・生徒の交流を行い、男女共学となる[1]。4月1日、学制改革による新制の高校「大阪府立山本高等学校」となる。5月4日、新制高校の開校式。この日を創立記念日とする[1]
• 1998年（平成10年） - 同窓会館が完成（1階は在校生向けクラブハウス）
• 2000年 - 新校舎が竣工
• 2011年 - 大阪府教育委員会「使える英語プロジェクト事業」イングリッシュフロンティアハイスクールズ事業に指定（G1、2013年度まで[12]）

• 近鉄大阪線河内山本駅 800メートル
• 近鉄バス「山本小学校前」、「山本高校前」停留所すぐ

貞明皇后（大正天皇の皇后）の御歌「はなすみれ」に、作曲家の信時潔が謹曲し、1923年（大正12年）6月19日に女子学習院に賜った[13]ものを、1928年6月25日、八尾高女の校歌「花すみれ」として奉戴した[1]。

制服（標準服）は入学式や卒業式をはじめ、式典などで着用する（普段の着用は自由）。

女子のセーラー服は、高等女学校の時代からほぼ同じデザイン。襟の太いラインは第十三高女の「十」を、細いライン3本は「三」の伝統を表している[14]。

• 英語教育に注力。洋書を読みレポートを書く「Graded Readers」という課題が年7回出され、優秀なレポートを提出した生徒は、学年末に全生徒の前で表彰され、OXFORD（オックスフォード）現代英英辞典を贈呈される。
• 地元の八尾ライオンズクラブ主催「高校生英語弁論大会」に毎年、多数の生徒が参加。2010年9月の第31回大会では、1年生の女子生徒が最優秀賞に選ばれ[15]は、副賞として翌2011年の夏休みにアメリカへ海外派遣に行った。
• 国語（現代文）にも、読書マラソンという同様な課題がある。
• 数学I・英語G＆C・英語Wでは、出席番号の1 - 20・21 - 40の2クラスに分け、20人で少人数授業を行っている。
• 各教科の先生の部屋の前には、生徒の質問にすぐに答えられるように机と椅子が設けてある。
• 3年生では、文系と理系の他に「文理系」があり、文系の国公立大志望者や看護医療系志望者に対して、理科・数学を過不足なく学べる環境を用意している。
• 体育の水泳と持久走には補講があり、出席しないと欠点になる。
• 日本漢字能力検定・実用英語技能検定・情報処理技術者能力認定試験を校内で受験できる。

（部活動節の主要な出典は公式サイト[16]）

• 大阪府立山本高等学校同窓会 - 同窓会。会報の名称は「やますみれ」

• 矢野絢也 - 元公明党最高顧問。政治評論家

• 池内宏行 - 景観照明プロデューサー
• 辻井昭雄 - 近畿日本鉄道株式会社相談役
• 西津昌廣 - ヤマト住建代表取締役会長

• 佐藤佐吉 - 脚本家。監督。俳優
• 森山公一 - ロック・ミュージシャン（オセロケッツ）
• 悠浦あやと - 元OSK日本歌劇団男役スター

• ストロング小林佑樹 - プロボクサー（WBO世界ボクシング機構アジア太平洋バンタム級チャンピオン）
• 杉原正康 - 空手家。白蓮会館館長。少林寺拳法6段（准範士）
• 西口直人 - プロ野球選手（東北楽天ゴールデンイーグルス）
• 秦澄美鈴 - 陸上競技選手（走幅跳）

• 三上章 - 言語学者