大應慈天后宮
概要
大應慈天后宮はある台湾人の個人が、神への願いがかなったお礼のために立てた媽祖廟である。大應慈天后宮にまつられている媽祖は台湾台南市にある鹿耳門天后宮という大きな媽祖廟から分霊されたもの。鹿耳門天后宮のウェブサイトによると、大應慈天后宮の開廟経緯は下記のようにある。
ある台湾人女性が1981年に日本人男性と結婚し、群馬県高崎市でアパレル事業を共同で行っていたという。結婚後しばらくしてから胃癌が見つかったが、媽祖のおかげでいずれ良くなると神託があり、実際に病状が好転したという。二人は媽祖を信仰し日本に奉りたいと思うようになり、1990年に高崎市の自宅近くに大應慈天后宮を建立したという。また、配偶者の男性は1993年より、早朝に神託を受けることが続き、それを機に鹿耳門天后宮で修業をして、同宮として初の日本人タンキーになったという[1][2]。外国人がタンキーになることは珍しいため、台湾の一部メディアで報道された[3][4]。
大應慈天后宮は住宅街の片隅にある、建坪数坪程度の小さな廟である。昼間に開廟している。受付等はなく、誰でも自由に参拝できる。
祭神
媽祖、福徳正神、註生娘娘、他。
所在地
群馬県高崎市倉賀野町3408-5
交通
- 倉賀野駅から2km
- 北藤岡駅から3km
- 藤岡インターチェンジから4km
脚注
- “台灣之門鹿耳門鹿耳門志節錄> 鹿耳門的傳說故事”. 鹿耳門天后宮. 2022年1月6日閲覧。
- “【日本の媽祖】大應慈天后宮(媽祖神社)”. ふぉるもさん・ぷろむなあど 台湾をめぐるあれこれ. 2022年1月6日閲覧。
- “奇!日本唯一乩童 媽祖代言人”. TVBS新聞網. 2022年1月6日閲覧。
- “宮下東 媽祖日本代言人”. 人間福報. 2022年1月6日閲覧。
関連項目
- 東京媽祖廟 台湾人により近年日本に立てられた媽祖廟
- 五千頭の龍が昇る聖天宮 台湾人により還願のため近年日本に立てられた道教宮
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