大屯寺

大屯寺(だいとんじ、テドゥンサ)は、全羅南道海南郡にある仏教寺院。韓国仏教界の最大勢力である曹渓宗大韓仏教曹渓宗)の第22教区本寺である。もともと大屯寺だったが、日本統治時代は大興寺(だいこうじ)に改名された。しかし1993年にもとの大屯寺にもどされた。

大芚寺(大芚寺⇒大興寺⇒大芚寺)


解脱門

所在地 全羅南道海南郡三山面九林里799
位置 北緯34度28分35.75秒 東経126度37分0.58秒
山号 頭輪山
宗派 曹渓宗
寺格 曹渓宗の第22教区本寺
朝鮮三十一本山日本統治時代
本尊 阿弥陀三尊仏
創建年 426年百済久爾辛王
開基 浄観
正式名 大芚寺
別称 大興寺
大屯寺千仏

歴史

曹渓宗大韓仏教曹渓宗)は、百済の時代の426年久爾辛王7年)の創建としている[1]。ほかに544年新羅真興王5年)に阿道が創建したという説もある。

李氏朝鮮太宗による1407年(太宗7年)の仏教弾圧の際、存続を許された88寺院の中に大屯寺の名前はなく、廃寺になったようである。 世宗による1424年(世宗6年)の仏教弾圧の際も、存続を許された36寺院の中に大屯寺の名前はなく、引き続き廃寺のままだったようである(朝鮮の仏教#李氏朝鮮時代の仏教弾圧)。

日本統治時代1911年、寺刹令施行規則(7月8日付)によって、朝鮮三十本山に指定された(1924年以降は朝鮮三十一本山)。

2018年のユネスコ世界遺産山寺(サンサ)、韓国の山地僧院の一つとして登録された[2]

文化財[3]

  • 北弥勒庵磨崖如来坐像(大韓民国指定国宝308号)
  • 塔山寺撞鐘(大韓民国指定宝物88号)

脚注

外部リンク

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