大塚好治

1917年旧制大阪高等工業学校（のちの大阪大学）卒業[2]。同校助手となり、1929年旧制大阪工業大学（のちの大阪大学工学部）講師。1933年大阪帝国大学工学部応用化学科助教授などを経て、1952年大阪大学大学院工学研究科にて工学博士（大阪大学）[3]。1958年大阪工業大学工学部応用化学科教授、応用化学教室を担当。1977年大阪工業大学名誉教授[4]。1979年逝去。

大阪工業大学工学部応用化学科で、1958年の同学科開設時より18年の長きに渡り教鞭を執り[5]、同学科初期の応用化学（特に、無機工業化学・分析化学・物理化学）の研究・育成に貢献した。

主な所属学会は、日本化学会、日本分析化学会など。

• 応用化学大観 初版/改訂増補版（共著、金刺芳流堂1923/1927、学術書）
• 要説無機工業化学（単著、京極書店1944、学術書）
• 要説化学分析 初版/改訂版（単著、大雅堂1947/1957、学術書）
• 分析化学実験（単著、学芸出版社1959、学術書）
• 物理化学（監修、学芸出版社1970、学術書）

• 亜硫酸パルプ蒸煮溶液に関する研究[6]
• 緑柱石よりベリリウムの製造研究[7]
• ジルコニウム塩の熱分解とその防水効果について
• ジルコンのアルカリ溶融について
• 硫化水素を使用しない陽イオンの新定性分析法

1. Web NDL Authorities
2. https://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/51332/oep060_4_001.pdf
3. https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000010625571-00
4. https://www.oit.ac.jp/japanese/oit/officer1.html
5. http://oukakai.koudai-kai.jp/enkaku.html
6. https://www.jstage.jst.go.jp/article/nikkashi1898/42/6/42_6_393/_pdf/-char/ja
7. https://www.jstage.jst.go.jp/article/nikkashi1898/46/6/46_6_568/_pdf