大城駿斗

大城 駿斗(おおしろ はやと、1998年1月31日 - )は、沖縄県那覇市[1]出身の元プロ野球選手外野手)。

大城 駿斗
沖縄電力硬式野球部 #29
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 沖縄県那覇市
生年月日 (1998-01-31) 1998年1月31日(25歳)
身長
体重
184 cm
91 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手一塁手
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴

高校は沖縄県有数の公立進学校である那覇国際高校に在籍し、野球部では主将としてプレー[2]

一般入試で筑波大学に合格し、沖縄を離れる。恵まれた体格から入学当初より強打者として期待される。しかし、練習では調子がいいものの、紅白戦などの実戦形式になると全く打てず、ベンチ入りすることもなかなかできなかった[3]。4年生秋頃から紅白戦で結果を残し始め、2019年10月21日、首都大学野球連盟秋季リーグ戦の対東海大戦で代打として起用され[4]、初めて公式戦出場を経験した[3]。公式戦初出場前の同月2日にプロ野球志望届を提出したが、ドラフトにかかることはなかった[5][6][7]

大学卒業後は大学院進学も視野に入れていたが[8]、大学同期の加藤徹に誘われ、大城の地元である沖縄初のプロ野球チームとして来年度より始動予定だった琉球ブルーオーシャンズのトライアウトを受験[3]。加藤とともに合格し[9]、琉球に入団することとなった沖縄県出身選手のひとりとなった[10]

琉球でも左のスラッガー候補として首脳陣から期待され、球団初の練習試合から5番・一塁手としてスタメン起用された[11]。琉球のオープニングゲームとなった対読売ジャイアンツ三軍戦(沖縄セルラースタジアム那覇)でも8番・スタメン出場を果たし、3回に池田駿からチーム初ヒットとなる左中間への二塁打を放った[11]。その後は4番に固定され、同年のドラフト直前に組まれたスポーツニッポンの特集記事では、「ドラフトに名前が挙がってほしい選手」のうちの一人として監督の清水直行より大城の名前も挙げられた[12]2021年はチームの主将を務め[13]、38試合に出場して打率.279、1本塁打、12打点、OPS.767の成績をあげた[14]。同年9月末日をもって契約満了により、琉球を自由契約となった[15]

2022年からは地元の社会人野球チームの沖縄電力に入社し、プレーを継続する[16]

選手としての特徴・人物

練習では柳田悠岐ソフトバンク)ばりのフルスイングから、長打性の当たりを連発する[3]

兄弟は高校卒業後に就職している中、唯一大学へ進学した。大学でも野球を続けさせてくれたことに対して、両親へ感謝の言葉を述べている[2]。大学4年生のころから徐々に打てる感覚を掴み始めたと語り、まだ野球を諦められない気持ちが残っていたという[3]

毛が濃く、大学時代は同期から「剛毛」といじめられていたという[2]

詳細情報

背番号

  • 33(2020年 - 2021年)

脚注

  1. 基本データ - 住んだことがある場所”. 本人Facebook. 2020年3月9日閲覧。
  2. 2019年 ラストシーズンにかける想い(5)”. 筑波大学硬式野球部のブログ (2019年8月5日). 2020年3月9日閲覧。
  3. 菊地高弘 (2020年2月25日). “元NPB選手が多数所属で話題。琉球ブルーオーシャンズが描く未来”. スポルティーバ (集英社): p. 4. https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/npb/2020/02/25/npb_split/index_4.php 2020年3月9日閲覧。
  4. 2019年10月21日(月) 東海大 対 筑波大”. 2019年秋季リーグ戦1部リーグ. 首都大学野球連盟. 2020年3月9日閲覧。
  5. プロ野球志望届提出者 2019年度”. 公益財団法人 全日本大学野球連盟. 2020年3月9日閲覧。
  6. “筑波大の大城、加藤ら6選手がプロ野球志望届提出 大学生は計103名に”. Full-Count. (2019年10月2日). https://full-count.jp/2019/10/02/post557993/ 2020年3月9日閲覧。
  7. “プロ野球ドラフト会議 気になる沖縄県勢の顔ぶれは?”. 琉球新報. (2019年10月17日). https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1009676.html 2020年3月9日閲覧。
  8. ドラフト会議2020 - 大城 駿斗 - 筑波大”. gooニュース. プロ野球速報. 2020年3月9日閲覧。
  9. 沖縄初プロ野球球団 琉球ブルーオーシャンズ トライアウト合格者発表 (PDF). 琉球ブルーオーシャンズ (2019年11月20日). 2020年3月9日閲覧。
  10. 安里則哉 (2020年2月13日). “県出身9選手含む 県初プロ野球チーム|琉球ブルーオーシャンズ”. fun okinawa~ほーむぷらざ~. https://fun.okinawatimes.co.jp/columns/life/detail/9402 2020年3月9日閲覧。
  11. 岩国誠 (2020年3月8日). “ゼロからスタートした琉球ブルーオーシャンズが、巨人3軍とのオープニングゲームで示したポテンシャル”. THE DIGEST: p. 2. https://thedigestweb.com/baseball/detail_2/id=11582 2020年3月9日閲覧。
  12. スポーツニッポン新聞社 [@sponichiannex] (2020年10月16日). "今日のスポニチ紙面に #琉球ブルーオーシャンズ の特集記事が掲載されてます❗#神スイング の稲村亜美さんが #千葉ロッテ、#DeNA で活躍した清水直行監督と対談してます。" (ツイート). Twitterより2020年10月26日閲覧
  13. 琉球ブルーオーシャンズ [@RYUKYUBLUEOCEAN] (2021年3月10日). "対エナジック戦 スターティングメンバー" (ツイート). Twitterより2021年3月12日閲覧
  14. 琉球ブルーオーシャンズ [@RYUKYUBLUEOCEAN] (2021年10月5日). "2021年度 通算成績" (ツイート). Twitterより2021年10月6日閲覧
  15. 契約に関するお知らせ”. 琉球ブルーオーシャンズ (2021年10月1日). 2023年4月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月1日閲覧。
  16. 部員紹介(選手・スタッフ一覧)”. 沖縄電力. 2022年2月19日閲覧。

外部リンク

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