大久保智弘

大久保 智弘(おおくぼ ともひろ、1947年 - )は、長野県茅野市出身の時代小説作家である[1]

経歴

長野県諏訪清陵高等学校を経て、1971年立教大学文学部卒業後、都立高校で国語教師として教鞭をとる。1994年『わが胸は蒼茫たり』(のちに『水の砦―福島正則最後の闘い』に改題し刊行)で、第5回時代小説大賞を受賞[2]し文壇デビューを果たす。2003年長野日報に歴史小説『モレヤ』を連載[3]木曽義仲を軸として諏訪の中世を描く。

2021年、江戸時代末期の和田嶺合戦[4]で軍師を務めた塩原彦七の自戦記「自戦和田嶺」が彦七の子孫の家から発見され、依頼された大久保がその内容を解読している[5]

作品

講談社
  • 1996年『江戸群炎記』ISBN 978-4062079945
  • 1997年『木霊風説』ISBN 978-4062087148
  • 2000年『仮面疾風』ISBN 978-4062102896
祥伝社
  • 1997年『勇者は畏れず』ISBN 978-4396631178
  • 1999年『兵は奇道なり』ISBN 978-4396631536
小学館文庫
  • 2001年『武田修羅伝 帰って来た信虎』 ISBN 978-4094100068
二見書房(二見時代小説文庫)
  • 2006年『水妖伝』ISBN 978-4576060460 
  • 2006年『孤剣、闇を翔ける』ISBN 978-4576061412
  • 2007年『吉原宵心中』ISBN 978-4576070360
  • 2009年『無の剣』ISBN 978-4576100548
  • 2011年『妖花伝』ISBN 978-4576101675 
  • 2012年『火の砦』ISBN 978-4576120546
  • 2012年『秘花伝』ISBN 978-4576090603
  • 2012年『白魔伝』ISBN 978-4576121291
  • 2022年『竜神の爪 天然流指南2』ISBN 978-4576221113
  • 2023年『天然流指南 書き下ろし長編時代小説 3 あるがままに』ISBN 978-4576230405

映像化作品

テレビ

  • 『忍者がえし水の城』1996年、朝日放送大型時代劇スペシャル[6]

脚注

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