座蒲

座蒲(または坐蒲、ざふ)は、坐禅の際に使用する座布団。 曹洞宗で使用される円形状のものと、臨済宗で使用される長方形状のものの2種類に分けられる。

座蒲
座蒲

(たん)または単布団ともいう。ただし、「単」は本来、坐禅堂での坐る場所を指す用語であり、現在も正式には場所を指す。

語源

座蒲の語源は、中国から初めて導入された際にガマの穂で作成されていたことによる。21世紀初頭現在では、日本のものも中国のものもガマの穂では作成されず、中身は綿カポックそば殻パンヤ、外装はビロードまたは綿の布で作成されている。

円形の坐蒲

大きさは、直径35cm、高さ20cm。色は、黒、紺、茶など。布を3枚(上・下・円周)縫い合わせて作成する。

円形の坐蒲の下にさらに座布団(76cm×71cm)を敷くことがある。ただし、一般には指導者クラスの者しか敷いていない。

外部リンク

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