地の果てを行く

地の果てを行く』(ちのはてをいく、原題:La Bandera)は、1935年に製作・公開されたフランスの映画である。ピエール・マッコルランの小説を基にジュリアン・デュヴィヴィエが監督、ジャン・ギャバンが主演した。映画化に応っては、原作小説の映画化権をジャン・ギャバンが購入した。撮影ロケは当時のスペインモロッコで行われて、スペイン外人部隊の協力を得て撮影された。

地の果てを行く
La Bandera
監督 ジュリアン・デュヴィヴィエ
脚本 シャルル・スパーク
ジュリアン・デュヴィヴィエ
原作 ピエール・マッコルラン
製作 アンドレ・ガルグール
出演者 ジャン・ギャバン
アナベラ
音楽 ジャン・ウィエネル
ローラン・マニュエル
撮影 マルク・フォサール
ジュール・クルーガー
編集 マルト・ポンサン
製作会社 ソシエテ・ヌーヴェル・ド・シネマトグラフィー(SNC)
配給 フランスの旗 グレイ・フィルム
日本の旗 東和商事
公開 フランスの旗 1935年9月20日
日本の旗 1936年9月11日
上映時間 96分
製作国 フランスの旗 フランス
言語 フランス語
アラビア語

あらすじ

深夜のパリモンマルトルの路地裏で殺人を犯したピエール(ジャン・ギャバン)は警察の目を逃れてスペインのバルセロナへ出国したが、ある酒場で有り金すべてとパスポートを盗まれてしまう。困り果てたピエールはスペイン領モロッコへ渡り、スペイン外人部隊に入隊する。身を灼くような荒んだ生活の中で同国人のマルセル(レイモン・エーモス)とフェルナンド(ロベール・ル・ヴィーガン)と知り合うが、フェルナンドとは反りが合わない。それなのにフェルナンドはピエールといつも同じ部隊に転属してくるのだった。そうしたことからフェルナンドを警察の手先ではないかと疑ったピエールは、砂漠の奥地へ転任する。砂漠の町でピエールは、モロッコの現地娘・アイシャ(アナベラ)と恋に落ちて結婚する。幸せで落ち着いた日々も束の間、フェルナンドのいる部隊がまたやって来たのであった。フェルナンドもアイシャを恋するようになり、アイシャに近づいてピエールの過去を聞きだそうとする。実は、フェルナンドは懸賞金を目当てにしていた。

主な出演者

  • ジャン・ギャバン : ピエール・ジリエス
  • アナベラ: アイシャ・ラ・スラウィ
  • ロベール・ル・ヴィーガン : フェルナンド・リュカ
  • レイモンド・エーモス: マルセル・ミュロ
  • ヴィヴィアーヌ・ロマンス: バルセロナの娘
  • ピエール・ルノアール : ウェレル隊長

スタッフ

  • 監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ
  • 製作:アンドレ・ガルグール
  • 原作:ピエール・マッコルラン
  • 脚本:シャルル・スパーク、ジュリアン・デュヴィヴィエ
  • 音楽:ジャン・ウィエネル、ローラン・マニュエル
  • 撮影:マルク・フォサール、ジュール・クルーガー
  • 編集:マルト・ポンサン
  • 美術:ジャック・クロース

脚注

    関連項目

    外部リンク

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