卵黄嚢
人間の卵黄嚢
卵黄嚢という名称であるが、(魚類などと違い)嚢内に卵黄はなく、液が入っている[3]。臍小胞 (umbilical vesicle) とも呼ばれる。
胎生して約2週目で、ヒューザー膜(ホイザー膜、胚外体腔膜とも呼ぶ)で覆われた一次卵黄嚢が形成され、卵黄嚢壁に「血島」(血管や血球の原基)ができる。ここでの造血活動は卵黄嚢造血と呼ばれ、胎生10日~2ヶ月の間の造血が行われる[4][5]。
一次卵黄嚢 primary yolk sac(原始卵黄嚢 primitive yolk sac)は縮んで消滅するが、二次卵黄嚢 secondary yolk sacもできる[3]。
脚注
- らんおうのう【卵黄嚢】の意味とは - Yahoo!辞書(三省堂 大辞林)
- 不妊治療用語集 - 恵愛病院|生殖医療センター
- 神戸大学 医学研究科・医学部 神経解剖学 (大阪大学基礎工学部講義プリント)
- 『産科婦人科用語解説集 第2版』 金原出版
- 『最新医学大辞典 第3版』 医歯薬出版
関連項目
- Α-フェトプロテイン
- 卵黄嚢腫瘍
This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.