南雲親一郎

1886年（明治19年）に山形県で生まれた[1]。陸軍士官学校第19期卒業[1]。1933年（昭和8年）8月に陸軍歩兵大佐に進級し[2]、第2師団司令部附となり[2]、新潟医科大学に配属された[2]。1935年（昭和10年）3月15日に津連隊区司令官に転じ[3]、1936年（昭和11年）に歩兵第78連隊長に就任した[2]。

1937年（昭和12年）8月2日に陸軍少将に進級し[2]、第8師団司令部附を経て[1]、9月16日に歩兵第108旅団長（北支那方面軍）に就任した[1]。日中戦争に出動し、京漢鉄道沿線・石門地区の警備や、冀西・晋察冀辺区で討伐戦を行い、治安維持に努めた[1]。1939年（昭和14年）5月31日に北支那方面軍司令部附となり[1]、7月22日に独立混成第15旅団長に就任した[1]。12月1日に待命[2]、12月28日に予備役に編入された[1]。

その後満洲国陸軍軍官学校長に就任し[4]、1944年（昭和19年）に朴正熙が同校を卒業している[4]。卒業後は、朴から高麗人参が送られるようになったという[4]。

1945年（昭和20年）3月31日に召集され、山形連隊区司令官兼山形地区司令官に就任した[5]。

1961年（昭和36年）11月に国家再建最高会議議長となった朴正熙が訪日した際には[4]、池田勇人総理との会談後に開かれた昼食会に呼ばれ[4]、再会を果たした[4]。

• 1912年（大正元年）8月1日 - 韓国併合記念章[6]

• 福川秀樹 編著『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。ISBN 4829502738。
• 外山操 編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。ISBN 4829500026。