千貫堤・瀬戸染飯伝承館
千貫堤・瀬戸染飯伝承館(せんがんづつみ・せとそめいいでんしょうかん[1][2])は、静岡県藤枝市が運営する歴史資料の展示施設。市の史跡「千貫堤」と、戦国時代から東海道藤枝で販売されていた「瀬戸の染飯」に関する展示で市の歴史・文化を紹介する[3]。
千貫堤・瀬戸染飯伝承館 Sengan Levee & Seto Someii Museum | |
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千貫堤の上に建つ千貫堤・瀬戸染飯伝承館 | |
施設情報 | |
専門分野 | 史跡「千貫堤」と東海道名物「瀬戸の染飯」に関する展示 |
事業主体 | 藤枝市 |
管理運営 | 染飯千貫保存会 |
開館 | 2009年(平成21年) |
所在地 |
〒426-0035 静岡県藤枝市下青島1006-3 |
位置 | 北緯34度50分42.7秒 東経138度14分12.1秒 |
外部リンク | 千貫堤・瀬戸染飯伝承館 |
プロジェクト:GLAM |
概要
立地環境
伝承館は、JR東海道本線藤枝駅・六合駅間の線路沿い北側に建てられている。ここは、1635年(寛永12年)ごろから田中藩主・水野忠善により築堤されたと伝わる総延長500メートル以上に及ぶ大堤防「千貫堤」の遺跡上である[4][5]。
また当該地域(藤枝市下青島・内瀬戸地区)は、東海道の藤枝宿・島田宿間の立場(休息地)である「瀬戸の立場」として知られ、立場の茶屋では漢方で足腰に効くとされるクチナシで黄色く染めた「瀬戸の染飯」が戦国時代から売られていた。伝承館では、このような東海道の街道筋で育まれた歴史と文化を藤枝市の魅力として紹介する。日常の管理運営は染飯千貫保存会が行っている[3][6]。
開館時間・料金
- 入館無料
- 4月~10月
- 火曜日~日曜日(9時~16時)
- 11月~3月
- 火曜日~金曜日(10時~15時)
- 土曜日・日曜日・祝日(9時30分~15時)
- 休館日
- 月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月28日~1月4日)[3]
脚注
- 読みは「せとのそめいい」ではなく「せとそめいい」である。
- 無料配布パンフレット『千貫堤・瀬戸染飯伝承館』(藤枝市街道・文化課発行)2021年1月
- 千貫堤・瀬戸染飯伝承館(藤枝市公式サイト)
- 藤枝市郷土博物館『藤枝の歴史』1987年11月 pp.44-45
- 無料配布パンフレット『瀬戸周辺史跡マップ』(藤枝市街道・文化課発行)2017年2月
- ふじえだ東海道まちあるき「戦国時代から続く街道名物・瀬戸の染飯」(藤枝市スポーツ・文化局 街道・文化課公式サイト)
- 藤枝市教育委員会生涯学習部文化課 2009年『藤枝市の文化財』p.26
- ふじえだ東海道まちあるき「千貫堤・瀬戸染飯伝承館」(藤枝市スポーツ・文化局 街道・文化課公式サイト)
参考文献
- 藤枝市郷土博物館『常設展示解説 藤枝の歴史-原始から現代まで-』(藤枝市郷土博物館発行)1987年11月
- 藤枝市教育委員会『藤枝市の文化財』(藤枝市教育委員会生涯学習部文化課発行)2009年1月
- 無料配布パンフレット『瀬戸周辺史跡マップ』(藤枝市街道・文化課発行)2017年2月
- 無料配布パンフレット『千貫堤・瀬戸染飯伝承館』(藤枝市街道・文化課発行)2021年1月
外部リンク
- 千貫堤・瀬戸染飯伝承館 - 藤枝市
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