動詞化
概要
名詞が動詞の形に変化して使用されること[1]。
例えば日本語で、怠けることを意味する「サボる」という言葉は、フランス語の「サボタージュ」に五段活用語尾「る」が付いて動詞化して生まれた言葉である[2]。同様の例としては「ダブる」などかある。また「たそがれる」も「たそがれ」が動詞化したものだが、「サボる」等とは違って下一段活用し、逆成の例ともされる。
このほか、名詞に「する」が付くことによる動詞化は古くから一般的に行われる。
若者言葉としての動詞化
現代では「る」による動詞化によって生まれた言葉のうち、若者言葉として使用されているものも存在する[3]。例えば、パニックに陥ることを意味する「パニクる」[3]や、Googleで検索することを意味する「ググる」[4]、メモを取ることを意味する「メモる」[5]など、外来語を語源としているものがある[5]。
脚注
- “第54回 名詞からうまれた動詞 | 『日本国語大辞典』をよむ(今野 真二) | 三省堂 ことばのコラム”. 三省堂WORD-WISE WEB -Dictionaries & Beyond- (2019年2月23日). 2020年8月13日閲覧。
- “「さぼりたい」?「サボりたい」?「サボリたい」?”. 毎日ことば. 2020年8月13日閲覧。
- “流行語(若者ことば)”. www.komazawa-u.ac.jp. 2020年8月13日閲覧。
- 日経クロステック(xTECH). “「ググる」「アマゾる」ってどう訳す?日本の造語を英訳してみた”. 日経クロステック(xTECH). 2020年8月13日閲覧。
- “よく使う、外来語+「る」で動詞化した言葉1位「サボる」 - Peachy”. ライブドアニュース. 2020年8月13日閲覧。
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