切通し
切通し(きりどおし)とは、山や丘などを部分的に開削し、人馬の交通を行えるようにした道である。
概要
トンネル掘削技術が発達していなかった明治時代以前には、切り立った地形の難所に道路を切り開く手段として広く用いられた。現代でも、工事費がトンネル掘削費用と比較し、安くあがる場合には用いられるほか、古い狭隘道路のトンネルを拡幅する際、土被りが浅いなど土地の条件によってはトンネルを取り壊し切通しに作り変える場合があった。
街道整備のために作り、鎌倉市のように封鎖を容易に行えるような狭いものから、何人も横に通れるようなものもある。
この他、町中にも建物を取り壊して新たな通りを作った場合なども切通しと呼ばれることがあり、またそれが町名などになっていることもある。
各地の切通し
出典
- 谷口 史記. “古都鎌倉の歴史に触れる「切通し」”. 建設コンサルタンツ協会. 2021年9月21日閲覧。
- 藤本 義輝. “姉川にある「切り通し」の閉鎖について”. 滋賀県長浜土木事務所. 2021年9月21日閲覧。
外部リンク
- 切通 - 地名辞典 ONLINE(更新日不明)2018年8月24日閲覧
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