内視鏡的粘膜切除術
歴史
ビルロートが胃切除をはじめてから、胃の腫瘍は開腹手術により外科的に切除されてきた。しかしたとえ早期胃癌であっても、手術は胃の機能を失い、ダンピング症候群などの術後合併症を伴うものであった。 早期胃癌では胃の機能を損なわないように腫瘍だけを切除する治療法が求められていた。
適応
基本的にスネアがかけられるサイズに限定される。従来大きな病変は複数回にわけ、分割して切除されていた。EMRで一括切除できない大きな病変に対して現在はESDにその役割を明け渡している。 咽頭癌・喉頭癌・食道癌・胃癌・小腸腫瘍・大腸癌の一括完全切除の期待できる小径早期癌で施行される。
手技
現在、病変のある臓器・形態によって、様々な手段・方法が存在し一概に記述は困難であるが、一般的に多く行われる手技について以下に紹介する。
外部リンク
合併症
- 穿孔
- 出血
脚注
- Uraoka T,et al:Effectiveness of glycerol as a submucosal injection for EMR.Gastrointest Endosc 61:736~40,2005.
関連
- 内視鏡的粘膜下層剥離術 (ESD)
- 消化器学
- 内視鏡
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