八戸酒類
八戸酒類株式会社(はちのへしゅるい)は、青森県八戸市の酒類製造・販売業。前身の旧河内屋橋本合名会社の建物は登録有形文化財となっており、2022年8月から本社兼八鶴工場事務所となる[1]。
旧河内屋橋本合名会社 (2019年3月) | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒031-0086 青森県八戸市八日町1番地 |
設立 | 1944年10月 |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 8420001006418 |
事業内容 | 清酒製造販売業 |
代表者 | 代表取締役 橋本 八右衛門 |
資本金 | 9900万円 |
外部リンク | http://hachinohe-syurui.com/ |
沿革
銘柄
- 八鶴(はちつる)
- 蔵物語(くらものがたり)
- 稲川(いながわ)
- 如空(じょくう)
- 花開(はなびらき)
旧河内屋橋本合名会社
八戸酒類の前身は旧河内屋橋本合名会社で、建物は国の登録有形文化財である[1]。
この建物は八戸大火後の1924年 (大正11年) に事務所として建築された。6代目橋本八右衛門が満州 (現在の中国) ハルビン市で数多くの近代建築を視察した影響から洋風となっている。設計は第一生命建築課長の安藤安夫。木造2階建、平入、建築面積135平方メートル、切妻造、鉄板葺き。改修は大林組東北支店。外観はロシア風建築とアール・デコ調を取り入れ、2階のみを白地の柱に縦張りとし、他は下見板張り。1階の中央にショーウィンドー、庇の欄間にステンドグラスを設ける。昭和50年代、八戸市中心街は古い建物の解体が進んだものの、市民の間で古い建物の関心が高まり、当建物は昭和62年度八戸景観賞を受賞。
1998年 (平成10年) に現在地に移築され、料理店として営業されていた。同年12月11日、旧河内屋橋本合名会社として国の登録有形文化財となった[3][4]。
2022年8月8日に建物内に蔵元直売所を開設し、同月中に本社兼八鶴工場事務所が建物内に移転することになった[1]。
商標使用差し止め問題
同社はかつて「陸奥 男山(むつ おとこやま)」・「菊駒(きくこま)」の各銘柄を製造してきた。しかし、最近では権利者側(2銘柄とも、地元の他の酒造会社各社など)から各銘柄に対する商標使用差し止め問題が相次ぎ(参考)、「陸奥 男山」は2005年頃以降「蔵物語」に、「菊駒」は2007年6月以降「如空」に、それぞれ銘柄を変更している。
脚注
- “国文化財・旧河内屋に直売所/八戸酒類”. 東奥日報 (2022年8月5日). 2022年8月5日閲覧。
- 独立行政法人 酒類総合研究所 -「全国新酒鑑評会 入賞酒一覧表」
- “八戸市: 河内屋橋本合名会社”. あおたびネット. 2020年4月25日閲覧。
- “旧河内屋橋本合名会社”. 文化遺産オンライン. 2020年4月25日閲覧。
外部リンク
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