光明真言功徳絵巻
概要
下巻には応永5年(1398年)の奥書が記されており、著作者は不明であるが、その頃の作品とされている。上中巻は光明真言の功徳について論じたもので、光明真言を唱えることで生前においては現世利益を得られ、死後においては四悪趣を免れるとする。下巻は光明真言の功徳の実例として鎌倉時代の定円の蘇生と極楽往生を巡るエピソードが記されている。
参考文献
- 梅津次郎「光明真言功徳絵巻」(『国史大辞典 5』(吉川弘文館、1985年) ISBN 978-4-642-00505-0)
- 工藤健一「光明真言功徳絵巻」(『日本歴史大事典 2』(小学館、2000年) ISBN 978-4-09-523002-3)
関連項目
- 明恵―定円の師。絵巻内に彼の思想の影響がみられる。
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