交響曲第3番 (諸井三郎)
編成
ピッコロ、フルート2、コーラングレ、オーボエ2、クラリネット2、バス・クラリネット、ファゴット2、コントラファゴット、ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、チューバ1、ティンパニ、小太鼓、大太鼓、弦楽、オルガン。
作品の内容
第1楽章 静かなる序曲〜精神の誕生とその発展
どっしりとした弦楽の音形によって開始され、オーボエの思索するような旋律が反復されながら高潮し、減衰してゆくとテンポを速めて特徴的な音形をもつ主題が現れる。いくつかの小さな動機の離合集散からなる独特のソナタ形式によるこの楽章は、金管楽器が効果的に用いられている。最後に金管群に主要動機が現れ、燦然と終結する。
第2楽章 諧謔について
8分の5拍子による歪んだ行進曲。クラリネットに攻撃的な主題が現れ、第1楽章同様単一主題的で、様々な楽器に受け渡され、最後にトランペットが強烈な叫びをあげる。
ディスコグラフィー
参考文献
- Naxos 8.557162に付属の、片山杜秀による楽曲解説。
脚注
- Naxos Music Library 2022年3月10日閲覧。
- Sinfonietta in B flat (1943) ; Two symphonic movements (1942) ; Symphony no. 3 (1944)|CiNii 2022年3月10日閲覧。
- Saburo Moroi memorial concert 1978|CiNii 2022年3月10日閲覧。
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