井上ウィマラ
略歴
- 1959年、山梨県に生まれる
- 1978年、山梨県立甲府第一高等学校卒業
- バイクで放浪旅行していた時、永平寺に立ち寄り、1週間ほど坐禅を体験
- 1978年、一浪の末、京都大学文学部宗教専攻入学。後に同大中退
- 1984年、曹洞宗法泉寺にて得度
- 福井県永平寺に修行で入山するも、分刻みの勤行に馴染めず寺を離れ、1年ほど全国を放浪
- 27歳、ビルマ仏教寺院、世界平和パゴダ(北九州市)にて勤行に打ち込む
- 28歳、ビルマに渡る。結跏趺坐を解いた長時間の瞑想、坐禅に打ち込む
- 1988年、ビルマのチャミ瞑想センターにて上座部僧として得度
- 1991年、北九州市の世界平和パゴダビルマ僧院に帰寺
- 1993年、34歳、弟が暮らしていた縁でカナダ、トロント市のマハーヴィハーラ寺に赴任。瞑想を教えていた中、マインドフルネス、心理療法のセラピーを学ぶ。
- 1997年、38歳、カナダ人と結婚した弟に子供(甥)が生まれ、その子を抱かされた時に急に「命を懸けてこの子を守ろう」という強い生々しい感情が沸き上がり、制限のない土俵でもう一度、瞑想の修行を積むべく還俗
- 2005年、高野山大学スピリチュアルケア学科助教授に就任
- 2013年、高野山大学文学部教授に昇任
- 2019年、健康科学大学健康科学部福祉心理学科教授に就任
著書
- 『心を開く瞑想レッスン』(大法輪閣、2003年)
- 『見つめてごらん - 気づきと癒しの子育てレッスン』(佼成出版社、2004年)
- 『呼吸を感じるエクササイズ』(岩波アクティブ新書、2004年)
- 『子どもの心のありかに寄り添う - 子育てこそ、スピリチュアル』(主婦の友社、2005年)
- 『呼吸による気づきの教え - パーリ原典「アーナーパーナサティ・スッタ」詳解』(佼成出版社、2005年)
- 『人生で大切な五つの仕事 - スピリチュアルケアと仏教の未来』(春秋社、2006年)
- 『看護と生老病死 - 仏教心理で困難な事例を読み解く』(三輪書店、2010年)
- 『子育てから看取りまでの臨床スピリチュアルケア』(興山舎、2019年)
共著
共編
- 『仏教心理学キーワード事典』(葛西賢太・加藤博己との共編、春秋社、2012年)
翻訳書
- 『呼吸による癒し - 実践ヴィパッサナー瞑想』(ラリー・ローゼンバーグ著、春秋社、2001年)
- 『やさしいヴィパッサナー瞑想入門』(アリンナ・ワイスマン・ジーン・スミス共著、春秋社、2003年)
- 『ブッダのサイコセラピー - 心理療法と"空"の出会い』(マーク・エプスタイン著、春秋社、2009年)
参考文献
- 『呼吸による気づきの教え - パーリ原典「アーナーパーナサティ・スッタ」詳解』(佼成出版社、2005年)
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