三保文化ランド

三保文化ランド(みほぶんかランド)は、かつて日本の静岡県静岡市清水区に存在した遊園地である。遊園地を含む一帯は東海大学発祥の地にあたり[1]、 同学社会教育センターが三保半島の先端に総面積25万m2の敷地をかまえ、学内向けの三保研修館とあわせて一般の利用に開いた2件の博物館相当施設、その他の施設として当園を置いて[1]夏季のみ園内にスイミングプールを設け[2]、乗車できるSLが存在した。これらを同学の社会教育活動の現場のひとつ「ミュージアム&スポーツパーク」と位置付けた[3]

当園内の施設のうち2000年にミニチュアランドと東海道五十三次園が閉鎖、2006年にスイミングプールを閉じ、公式には2007年9月時点で当園を閉館して緑地公園としてリニューアルすると発表している[2]

施設

現在、これらの施設は全て閉館している[2]

  • ミニチュアランド - 世界中の有名な建築物のミニチュアを多く置いたエリア。ミニチュアはすべて屋外に設置されていた。
  • 東海道五十三次園 - 散策路に沿って城のミニチュアや江戸時代の建物があった。
  • スイミングプール - 毎年夏のみの営業。

閉館後

三保文化ランドの跡地にのこる碑(2023年5月2日撮影)

建造物の多くは撤去されたが、当時のミニチュアは放置されている。

当園跡地には2013年に「三保ハーバルキャンプ場」が開業、施設の老朽化により2020年(令和2年)12月24日付の営業終了を告知した[4]

2019年には日建リース工業産学官連携アニサキスを持たないトラウトサーモンの養殖場を設け商品開発を始め[5]、2024年(令和6年)の初出荷を目指す[6]

脚注

  1. どこにあるの”. www.scc.u-tokai.ac.jp. 東海大学社会教育センター (2000年10月30日). 2021年5月12日閲覧。
  2. 三保文化ランド”. www.scc.u-tokai.ac.jp. 東海大学社会教育センター (2007年9月5日). 2020年5月22日閲覧。 “かつて、この三保文化ランドには外国旅行や東海道五十三次などのミニチュアランドがあり、園内を散策することによって世界の文化や日本の歴史に親しむことができました。また、2006年まで夏にはスイミングプールもオープンしていました。 ■以下の施設は、現在ご利用になれません■ ●ミニチュアランド  天安門、クレムリン宮殿、タージマハール、エッフェル塔、凱旋門、タワーブリッジ、ピサの斜塔、ピラミッド、ホワイトハウスなど世界に名高い建物がミニチュアで再現された野外ミュージアム。 ●東海道五十三次園  庭園の散策路にそって、ミニチュアの江戸城や箱根関所、清水寺などがあり、江戸から京都までの東海道五十三次を楽しめます。”
  3. ようこそ!東海大学社会教育センターへ | 東海大学社会教育センターのご紹介”. www.scc.u-tokai.ac.jp. 東海大学社会教育センター. 2021年5月12日閲覧。 “東海大学社会教育センターは、静岡県清水市にあり、三保の松原で名高い三保半島の先端に位置し、総面積25万平方mの敷地に各博物館と施設が広がる「ミュージアム&スポーツパーク」です。”
  4. トップページ”. 三保ハーバルキャンプ場 (2020年12月21日). 2021年5月12日閲覧。
  5. 静岡支局・石原颯「静岡・三保の地下海水活用でアニサキスフリーのサーモン陸上養殖」『産経ニュース』、2019年6月25日。2020年5月22日閲覧。
  6. §3 主要事業のポイント(B)地方創生134,372千円」(pdf)『令和元年度6月補正予算(案)のポイント』、静岡市、2019年(令和元年)6月4日、6-7頁、2021年5月12日閲覧“〈事業名〉(1) 地域経済循環創造事業費助成(財源:国庫1/2)〈主な概要〉(略)整備場所=三保地区(東海大学美保文化センター跡地)(略)〈金額〉40,000〈単位〉千円(後略)”

関連項目

外部リンク

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