一本木公園 (中野市)

一本木公園(いっぽんぎこうえん)は、長野県中野市にある公園。1984年昭和59年)に市民の憩いの場として開設された。故黒岩喜久雄が自宅で育てていた172種179株のバラの成木が中野市に寄付され、一本木公園に移植された。種類と株数を誇るバラ園である。バラ公園(バラこうえん)とも呼ばれる[1]

一本木公園
中野小学校旧校舎(2018年5月撮影)
一本木公園 (中野市)の位置(長野県内)
一本木公園 (中野市)
分類 都市公園(近隣公園)
所在地
長野県中野市大字一本木495番地6
座標 北緯36度45分15秒 東経138度22分34秒
面積 3.40 ha
開園 1984年
運営者 一般社団法人一本木公園バラの会(指定管理者)
年来園者数 9万人(2009年)
駐車場 60台(信州なかのバラまつり期間中は特設駐車場を利用)
アクセス
事務所 公園管理事務所(展示館内)
事務所所在地 長野県中野市大字一本木495番地6
公式サイト 中野市一本木公園(バラ公園)

概要

公園内には、バラ(850種3000株)・桜・さまざまな宿根草など、四季折々に楽しむことができる花々が咲き誇る。明治中期の洋風建築である中野小学校旧校舎が移築された、信州中野銅石版画ミュージアムや一本木公園展示館が併設されている。遊具や広い芝生など、大人から子どもまで年間を通して楽しむことができる。バラの手入れをはじめ公園全体の管理は、指定管理者の一般社団法人一本木公園バラの会が行っている[1][2]

なかのバラまつり

  • 1994年平成6年)、第1回なかのバラまつりが開催された。
  • バラの開花時期に合わせ、毎年5月下旬から6月中旬にかけて、なかのバラまつりが開催されている。2009年平成21年)の第16回なかのバラまつりでは、過去最高となる9万人を超える来場者数を記録した。
  • バラまつり期間中は、音楽団体の演奏・バラの苗木、鉢植え、切り花、地元中野市の野菜、果物、きのこなどの販売が行われる。
  • 一本木公園バラの会有志によるガイド・バラの栽培講習会がある。
  • バラまつり期間中は、開催協力金として大人1人500円(団体の場合400円)の入園料が必要[3]

主な施設

  • バラ植栽(850種3000株)
  • トイレ(2棟)
  • 遊具
  • 四阿
  • ベンチ
  • 多目的広場
  • 遊戯広場
  • 野外ステージ
  • イングリッシュガーデン
  • 展示館
  • 中野小学校旧校舎・信州中野銅石版画ミュージアム

中野小学校旧校舎・信州中野銅石版画ミュージアム

  • 一本木公園内にあり、民俗資料の展示、教育関係の資料室、移転復元以前の教室をそのまま残した「教室」が設けられ、1985年(昭和60年)には、市の有形文化財に指定された。
  • 1997年(平成9年)に中野小学校旧校舎・信州中野銅石版画ミュージアムとして整備活用がはかられた。
  • 中野小学校旧校舎の前庭には、中野中学校校歌碑とそのメロディーが流れる施設・菊池一雄作の2体のブロンズ像・移築復元を記念した記念碑がある。
  • 開館時間
    • 午前9時から午後5時(3月から11月)
    • 午前9時30分から午後4時(12月から2月)
  • 休館日
    • 12月29日から1月3日
  • 入館料(常設展観覧料)

高社山を背景に建てられた新校舎は、雪深い奥信濃の風土にふさわしく、壮大であったという。以来、幾万の子供達を育み、多くの人材を輩出し、地域社会の文化の発展と、産業の振興に貢献してきた。今も、明治中期の洋風建築を代表する責重な建物として、地域のひとびとの心のよりどころとなっている。移築復元を記念した石碑文[4]

脚注

  1. 一本木公園(バラ公園)”. 中野市. 2020年2月9日閲覧。
  2. 一本木公園バラの会 活動内容”. 一本木公園バラの会. 2020年2月9日閲覧。
  3. 一本木公園資料”. 一本木公園バラの会. 2020年2月9日閲覧。
  4. 中野小学校旧校舎・信州中野銅石版画ミュージアム”. 中野市. 2020年2月9日閲覧。
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