バレンシアの寡婦
『バレンシアの寡婦』または『ヴァレンシアの寡婦』( - かふ、ロシア語:Валенсианская вдова, スペイン語:La viuda valenciana, 英語:The Valencian Widow)は、アラム・ハチャトゥリアン作曲の劇付随音楽。スペインの劇作家ロペ・デ・ベガが17世紀初頭に書いた同名の戯曲のソ連での上演のために作曲され、後に演奏会用組曲が編まれた。
日本語の題名
本作品の舞台となるバレンシアはスペインの都市であるため、タイトル内のValenciaは、一般的なスペイン語の日本語表記に基づくと『バレンシア~』となる(このため本記事ではこの表記を用いる: スペイン語ではVは通常Bと発音される)が、ハチャトゥリアンの楽曲に関しては専門的な書籍や演奏会の演目などにおいて『ヴァレンシア~』と表記されることが比較的多い。また、『寡婦』を『未亡人』とする場合もある(寡婦#日本も参照)。
劇の概要
組曲
ハチャトゥリアンは1952年に、指揮者ゲンナジー・カーツの勧めにより、『バレンシアの寡婦』に使用された音楽から6曲を抜粋して管弦楽組曲に編曲した。演奏時間は約25分。
参考文献
- 全音楽譜出版社「ハチャトゥリャン 《ヴァレンシアの未亡人》組曲」(楽譜)内の概説(小林久枝/著)
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