ワン・ワールド・フェスティバル
ワン・ワールド・フェスティバル (One World Festival) は、日本の国際協力・交流のお祭りである。国際協力・交流の催しとしては東海地方のワールド・コラボ・フェスタや関東地方のグローバルフェスタと並んで西日本最大級となる。
ワン・ワールド・フェスティバル One World Festival | |
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ワン・ワールド・フェスティバル2012年度会場の様子 | |
イベントの種類 | 国際協力・交流のお祭り |
通称・略称 | ワンフェス |
正式名称 | ワン・ワールド・フェスティバル |
開催時期 | 2月上旬 |
初回開催 | 1993年 |
会場 | 関西テレビ放送カンテレ扇町スクエア・北区民センター・扇町公園 |
主催 | ワン・ワールド・フェスティバル実行委員会 |
出展数 | 約150団体 |
来場者数 | 25,000人 |
最寄駅 | 地下鉄堺筋線・扇町駅 |
駐車場 | なし |
公式サイト |
概要
広く市民に国際協力・交流の大切さを知って貰い、活動に参加して貰う切掛け作りの場を提供する目的で始められた。関西を中心に国際協力に携わっているNPO・NGOを始め、国際機関、政府機関、教育機関、企業等様々な機関が協力して開催している。
特徴
建物内で行われるため、セミナーやワークショップなどのプログラムが充実していることもあり 、毎年多くの来場者数で賑わう。入場は無料。
国際協力・交流の分野だけではなく、環境、国際理解教育、異文化理解、保健医療、 人権・平和・難民、多文化共生、人材育成など、様々な分野で活動している団体が多く参加する。
各分野の活動紹介展、シンポジウム、セミナー・ワークショップ、体験コーナー等様々なブースが用意され、民族料理模擬展も多数出展される。来場者参加型のクイズラリーを実施する等して、異文化の相互理解を図っている。
又、模擬展で使用される食器には洗って何度でも使える「リユース・食器・システム」が導入されゴミの削減に貢献している。料理食材の輸送時に掛かるエネルギーを表示するフードマイレージに取り組んでいる。
歴史
初回から第6回は、政府系の国際機関や自治体設立の財団、経済団体等で構成された運営を実行委員会が主催し、関西国際交流団体協議会が企画受託、会員で構成する運営委員会が担うという形で開催した。
第7回以降は関西国際交流団体協議会が新たに公募制の実行委員会を結成して主催している。 過去には大阪城公園や花博記念公園鶴見緑地で開催されていた時期も有ったが、現在は大阪国際交流センターで毎年2月上旬に開催されている。
過去の開催実績
年度 | 項目 | 値 |
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2009年度 | 開催日 | 2010/02/ |
開催場所 | 大阪国際交流センター | |
来場者数 | 人 | |
参加団体 | 団体 | |
実行委員 | ||
参加著名人 | 池上彰 | |
ボランティア数 | 人 | |
2010年度 | 開催日 | 2011/02/ |
開催場所 | 大阪国際交流センター | |
来場者数 | 人 | |
参加団体 | 団体 | |
実行委員 | ||
参加著名人 | ルー大柴、シャンプーハット、桑山紀彦、塩谷瞬、西靖、笑福亭鶴笑 | |
ボランティア数 | 人 | |
2011年度 | 開催日 | 2012/02/ |
開催場所 | 大阪国際交流センター | |
来場者数 | 人 | |
参加団体 | 団体 | |
実行委員 | ||
参加著名人 | ルー大柴、細川佳代子、セイン・カミュ、鈴木重子、冨永愛、シャンプーハット | |
ボランティア数 | 200人 | |
2012年度 | 開催日 | 2013/02/02 - 2013/02/03 |
開催場所 | 大阪国際交流センター | |
来場者数 | 16,500人 | |
参加団体 | 180団体 | |
実行委員 | (公社)アジア協会アジア友の会、(一財)アジア・太平洋人権情報センター、(公財)オイスカ関西支部、(公財)大阪国際交流センター、(公財)大阪府国際交流財団、(公財)大阪YMCA、(独)国際協力機構関西国際センター、在日コリアン青年連合、(特活)地域環境デザイン研究所ecotone、(特活)南東アジア交流協会、なんとかしなきゃ!プロジェクト実行委員会、(一財)日本国際飢餓対策機構、フェアトレード・サマサマ | |
参加著名人 | 小田 兼利、ルー大柴、真戸原直人、田中雅美、オスマン・サンコン、わかぎゑふ、ジェフ・バーグランド | |
ボランティア数 | 200人 | |
2013年度 | 開催日 | 2014/02/01 - 2014/02/02 |
開催場所 | 大阪国際交流センター | |
来場者数 | 17,500人 | |
参加団体 | 182団体 | |
実行委員 | (公社)アジア協会アジア友の会、(一財)アジア・太平洋人権情報センター、(公財)オイスカ関西支部、(公財)大阪国際交流センター、(公財)大阪府国際交流財団、(社)大阪南太平洋協会、(独)国際協力機構関西国際センター、SPEC、(特活)地域環境デザイン研究所ecotone、なんとかしなきゃ!プロジェクト実行委員会、(一財)日本国際飢餓対策機構、フェアトレード・サマサマ | |
参加著名人 | ルー大柴、横塚眞己人、桑山紀彦、坂東元 | |
ボランティア数 | 199人 | |
2014年度 | 開催日 | 2015/02/07 - 2015/02/08 |
開催場所 | 関テレ扇町スクエア・北区民センター・扇町公園 | |
来場者数 | 人 | |
参加団体 | 団体 | |
実行委員 | (公社)アジア協会アジア友の会、(一財)アジア・太平洋人権情報センター、(公財)オイスカ 関西支部、(公財)大阪国際交流センター、大阪市北区役所、(公財)大阪市都市型産業振興センター、クリエイティブネットワークセンター大阪 メビック扇町、(公財)大阪府国際交流財団、(公財)大阪YMCA、(公財)大阪YWCA、関西テレビ放送(株)、(独)国際協力機構 関西国際センター、SPEC、(特活)地域環境デザイン研究所 ecotone、なんとかしなきゃ!プロジェクト実行委員会、(一財)日本国際飢餓対策機構、フェアトレード・サマサマ、(一社)南太平洋協会、(特活)関西国際交流団体協議会 | |
参加著名人 | ||
ボランティア数 | 人 |
事業目的
(1)地球規模の課題や地域社会の課題への市民の意識とライフスタイルの変革の促進
(2)課題解決への市民の参加促進
(3)開発教育の促進
(4)ボランティア活動の促進
(5)異(多)文化理解の促進
(6)環境問題への意識の向上と活動の促進
(7)NGO/NPO間の連携・協働の促進
(8)NGO/NPOとODA実施機関の連携
(9)NGO/NPOと教育機関との連携・協働
(10)NGO/NPOと行政機関との連携・協働
(11)NGO/NPOと企業・経済団体との連携・協働
(12)NGO/NPOの力量と意識の向上
(13)ネットワークの促進
— 関西国際交流団体協議会、http://www.interpeople.or.jp/owf/2011/08/-1993-19981999-200210-2015.html
構成
実行委員会は毎年公募制となっており、NPO/NGOをはじめ、政府機関、教育機関、企業など、様々なステークホルダーが参加してフェスティバルをつくりあげている。
ボランティア
年代性別職業を問わず幅広い市民が参加している。ボランティアの参加人数は平均で200名で、下記の2種類から構成される。
- 当日ボランティア
- 事前の説明会と開催当日のみで活動するボランティア。主な内容は以下の四つ。
- フェスティバル本部やインフォメーションを担当してフェスティバル全体を支える活動
- 体験型プログラムを担当して、来場者にプログラムの説明等を補佐する活動
- ホールや会議室のプログラムを担当して、セミナーやワークショップの運営を補佐する活動
- ワンフェスの広報活動
- コアボランティア
- 開催約半年前から毎週土曜日に活動し、下記の2チームから構成される。お互いの事をニックネームで呼び合う為、本名を知らない者が多い。
- 運営チーム
- 当日ボランティア向け説明会の準備、ボランティアマニュアル作成、各担当の割り振り等を行う。
- 広報・インフォメーションチーム
- 当日ボランティア募集やワン・ワールド・フェスティバルの広報活動等を行う。
著名な参加者
毎回国際協力に関係する活動家や芸能人等を招待して、講演やトークショーを行っている。詳細は#過去の開催実績の節を参照。
脚注
- “ワン・ワールド・フェスティバルについて”. 関西国際交流団体協議会 (2011年3月15日). 2014年11月3日閲覧。
- “フェスティバルの目的”. 関西国際交流団体協議会 (2011年8月15日). 2012年11月23日閲覧。