ロッカフェラー・スカンク

ロッカフェラー・スカンク」は、イギリスのDJファットボーイ・スリムの曲である。1998年のアルバム『ロングウェイ・ベイビー!!』に収録されていて、この曲はシングルとして発売された。

ロッカフェラー・スカンク
ファットボーイ・スリムシングル
初出アルバム『ロングウェイ・ベイビー!!
リリース
ジャンル ビッグ・ビート
時間
レーベル スキント
プロデュース ファットボーイ・スリム
ファットボーイ・スリム シングル 年表
「Everybody Needs a 303 (Remix — Everybody Loves a Carnival)」
(1997年)
ロッカフェラー・スカンク
(1998年)
ギャングスター・トリッピング
(1998年)

シングルは1998年6月に全英シングルチャートで6位を記録した[1]。アメリカ合衆国ではファットボーイ・スリムにとって「プレイズ・ユー」に続く2枚目のシングルとして発売され、ビルボード・ホット100で72位を記録した[2]

「ロッカフェラー・スカンク」はスピン誌が発表する1998年の年間最優秀シングルで1位を獲得した[3]

サンプリング

曲には「Right about now…(省略)」という言葉が繰り返されるが、これはラッパーのロード・フィネスが曲「Vinyl Dogs Vibe」で発した声がサンプリングされたものである[4]

他にも、ジャスト・ブラザーズの「Sliced Tomatoes」やボビー・フラーの「I Fought the Law」、ジョン・バリーの「Beat Girl」がこの曲にはサンプリングされている。ギター・ラインはアート・オブ・ノイズの「Peter Gunn」である[5]

ファットボーイ・スリムは、サンプリング元の各アーティストにロイヤルティーを25%ずつ支払ったため、自身の元にはロイヤルティーは残らなかった、と語っている[6]

備考

この曲はTBSの1998年のテレビ番組『くえない奴』のオープニング・テーマで使用された。

2012年のロンドンオリンピックの閉会式では、ファットボーイ・スリムが自らDJとして登場してこの曲が演奏された[7]

アサヒビールビールテイスト飲料、アサヒドライゼロ(石川遼出演)のCMソングにも使用されていた。

脚注

  1. Fatboy Slim - The Rockafeller Skank”. ChartArchive. 2012年8月30日閲覧。 “First appeared in chart (at position): 20/06/1998 (6) ... Highest position in chart: 6”
  2. Fatboy Slim Album & Song Chart History”. Billboard. 2012年3月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年3月31日閲覧。
  3. Rocklist.net...Spin Magazine (USA) End Of Year Lists...”. 2012年8月30日閲覧。
  4. Fatboy Slim's The Rockafeller Skank sample of Vinyl Dogs feat. Lord Finesse's Vinyl Dogs Vibe”. WhoSampled. 2012年8月30日閲覧。
  5. Fatboy Slim's The Rockafeller Skank sample of Art of Noise feat. Duane Eddy's Peter Gunn”. WhoSampled. 2012年3月23日閲覧。
  6. Nick Lawrence (2007年5月7日). Fatboy Slim Interview (May 2006) « HigherFrequency”. Higherfrequency.wordpress.com. 2012年3月23日閲覧。
  7. 動画検索 - ロンドンオリンピック公式競技動画”. 閉会式(ファットボーイ・スリム). gorin.jp. 2012年8月30日閲覧。

外部リンク

This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.