レクサス・LM

LM(エルエム、Lexus LM)は、トヨタ自動車が展開する高級車ブランドレクサスが、中国香港台湾インドネシアインド向けに販売しているfセグメント高級ミニバンである。製造はトヨタ車体いなべ工場が担当している。日本では2023年秋より2代目モデルが正式導入される[1]

概要

レクサス初のミニバンであり、セダンのLS、クーペのLC、SUVのLX、ヨットのレクサスLYに次ぐ5番目のフラッグシップモデルでもある[2]

トヨタブランドから発売されているアルファード/ヴェルファイアとボディシェルを含めたプラットフォームとエンジンミッションを共有する兄弟車種であるが、細部にわたる設計や品質は、吸音材の違いによる静粛性の差異や内外装の製造基準など、全般においてレクサス車たるLMの方が高い。

初代

レクサス・LM(初代)
GGH31/AYH36型
フロント
リア
概要
製造国 日本の旗 日本三重県
販売期間 中華人民共和国の旗 中国2020年2月-
設計統括 吉岡憲一[3]
ボディ
乗車定員 4・7名
ボディタイプ 5ドアミニバン
駆動方式 四輪駆動
パワートレイン
エンジン 2AR-FXE
2,494cc 直列4気筒 DOHC
2GR-FE型(香港仕様)
3,456cc V型6気筒 DOHC
2GR-FKS
3,456cc V型6気筒 DOHC
モーター 前システム:105kW
後モーター: 50kW
最高出力 システム最高出力:120kW
最大トルク 198N・m 4,000rpm
変速機 電気式無段変速機
サスペンション
前:マクファーソン・ストラット式コイルスプリング
後:ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング
車両寸法
ホイールベース 3,000mm
全長 5,040mm
全幅 1,850mm
全高 1,945mm
車両重量 2,590-2,815kg
その他
姉妹車 トヨタ・アルファード(3代目)
トヨタ・ヴェルファイア(2代目)
トヨタ・クラウンヴェルファイア(初代)
  • 2019年4月に開催された上海モーターショー2019 で世界初公開し、「LM350」と「LM300h」の2グレードを発表。
  • 2019年6月には、特許庁(日本)「LM350」「LM300h」を商標出願している。
  • 2020年2月24日中国市場で発売開始した他、インド市場でも150~200台限定で「LM300h」が販売される予定[4]

グレード

現在中国ではLM300hの7人乗りと4人乗りの二グレード構成で販売されている。両者の外観に差はなく、内装によって差別化されている。[5]

LM300h 七座雋雅版

アルファード、ヴェルファイアの「Executive Lounge」に相当する装備をもったグレード。2+2+3の7人乗り。価格は116万6000元(約1800万円)。

LM300h 四座御世版(Emperor Suite)

アルファード、ヴェルファイアのモデリスタコンプリート車「Royal Lounge」に相当する装備をもったグレード。しかし、「Royal Lounge」の液晶ディスプレイ 24インチに対してこちらは26インチであり、専用設計となっている。 2+2の4人乗りで、7人乗りグレードとの大きな違いは前後席間にパーテーションが装備されている点である。また、パーテーションには先述の液晶ディスプレイや前後席連絡用の窓、サウンドシステムなどが装備されている。前後席連絡用の窓は、スイッチ操作でスモークをかけることが出来る他、開閉できる。価格は146万6000元(約2200万円)。

2代目

2代目 LM500h (TAWH15)

2023年4月18日に上海モーターショーで2代目のプロトタイプモデルが世界初公開された。初代モデルが導入されなかった日本市場では、2.4Lターボハイブリッド車の4人乗り仕様が同年秋を予定に導入されることも発表された[1]

脚注

関連項目

外部リンク

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