リオン・ドールコーポレーション

株式会社リオン・ドールコーポレーションLionDor Inc.)は、福島県会津若松市に本社を置く、食料品を主体としたスーパーマーケットチェーンの運営会社。CGCグループ加盟。

株式会社リオン・ドールコーポレーション
LionDor Inc.
管理本部(6階)がある
リオン・ドールガーデン
(福島県会津若松市)
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 リオン・ドール Lion D'or
本社所在地 日本の旗 日本
965-0878
福島県会津若松市栄町2-14
設立 1950年3月
業種 小売業
法人番号 5380001017959
事業内容 地域密着のスーパーマーケット経営
代表者 代表取締役 小池信介
資本金 2億円
売上高 約560億円(グループ 約600億円)(2017年2月現在)
純利益 2億5200万円(2017年02月28日時点)[1]
総資産 279億8700万円(2017年02月28日時点)[1]
従業員数 3,426名(2017年2月現在)
主要子会社 関連会社参照
外部リンク www.liondor.jp/

概要

福島県会津地方を中心に福島県中通り福島市郡山市白河市ほか)、隣県の新潟県栃木県茨城県に展開しているスーパーマーケット。かつては秋田県宮城県へも出店していたが撤退。会津地方を中心としたドミナント志向を強めており、福島県内ではヨークベニマルに次いで2番目に店舗数が多く、独立系のスーパーでは最も多い。

主に会津地方では、ヨークベニマルや生活協同組合コープあいづ等が競合相手である。

創業から長年、店舗屋号は『ライオン堂』もしくは『ライオンドー』だった。2001年(平成13年)4月コーポレートアイデンティティ(CI)を導入して店舗屋号を『Lion D'or』(リオン・ドール)とし、同年9月に商号も「リオン・ドールコーポレーション」とした。

ライオン堂時代のロゴマークは、山口県、北部九州を拠点とするスーパーマーケット・サンリブ・マルショクグループと類似していた。ロゴの配色は全く同じで、「サンリブ・マルショクグループ」では、「L」部分が丸くなっているのに対して(サンリブでは、斜め線が入る)、ライオン堂では「L」部分が直角だった。

沿革

運営業態

現在

川俣店
(福島県伊達郡川俣町
  • Lion D'or(リオン・ドール) - SM(スーパーマーケット)業態。
  • TSUTAYA
    子会社「レオクラブインターナショナル」が運営するFC(フランチャイズ)運営。かつては、自社のブランド「レオクラブTSUTAYA」を冠していたが、近年の店舗では単に「TSUTAYA」と表記されるのみである。一部店舗には「レオクラブ」のついた看板の店舗が残っている。
  • ドトールコーヒーショップ - FC運営、一部のリオンドール店舗内に併設。
  • みんなの業務用スーパーLynx(リンクス) - 冷凍食品を中心に取り扱う。一部店舗はTSUTAYAのフロアを縮小して出店。

過去

  • ライオンドー時代のロゴマーク(旧・千石店)
    ライオンドー - SM業態、旧屋号。
  • ライオンドーホームセンター
  • アピシエール
  • ASPIA(アスピア) - 衣料品専門業態。
  • レオフード
    ファーストフードコーナー。かつては、若松店(後の神明通り店)だけではなく、駅前店・七日町店(旧店舗)などの小型の店舗にも、併設した店舗も多かった。
  • イエローハット - FC運営。
  • ブックオフ - FC運営。

店舗

過去の店舗

  • 店舗名の後ろについている×は現在建物が解体された店舗。
会津若松市
リオン・ドール神明通り店(本部併設)
  • 若松店→神明通り店×(会津若松市中町4丁目36[12]1961年(昭和36年)12月1日開店[12] - 2020年(令和2年)9月16日閉店)
    売場面積2,510m2[12]
    地上4階建てで、他店舗とは異なり、衣料品や専門店などが入るGMS業態であった。店舗裏側の野口英世青春通り側には専用有料駐車場があり、店内への出入り口も設けられていた。
    後年は売り場だった4階部分に本部が入居。衣料品・玩具売場だった3階はセリアが入居し、衣料品売場だった2階は2010年にファッションセンターアイとなった。
    建物の老朽化に伴う建て替えのため、2020年(令和2年)9月閉店。建物は解体されたが、空き地の状態が続いており、2022年現在は未着工のままである。
    入居していた本部は、同じ神明通りにあるリオン・ドールガーデン6階に移転した。
  • 材木町店×(会津若松市材木町2-8-15[12]1969年(昭和44年)5月27日開店[12]
    売場面積1,140m2[12]→919m2[13]
    現在はみとみ学園本部。
旧・千石店(会津若松市平安町)
  • (初代)千石店×(会津若松市平安町)
    近隣の滝沢店開店後も営業。その後、インターネットカフェになったが、2007年(平成19年)に発生した事件の影響もあり閉店し、建物解体後約10年間更地となる。その後2018年(平成30年)9月13日に南側の敷地を旧店舗時代より拡張し、新築オープンした。
  • レオクラブ千石店×(会津若松市平安町)
    千石店(初代・旧店舗)内に同居。レオクラブ閉店後は、千石店(旧店舗)の生鮮食品売り場の一部として増床。
  • ライオンドーホームセンター西若松店→イエローハット西若松店
  • レオクラブ西若松店×
    レオクラブ一号店。当初は、ライオンドーホームセンター西若松店内に同居。イエローハットに業態転換する際に、右隣に新築移転。
  • レオクラブ駅前店×(会津若松市中央3丁目)
    駅前店の裏側にあった。閉店後、フィットネスクラブとなったが、2018年(平成30年)4月に解体し、駅前店の駐車場となった。
旧・七日町店(会津若松市西七日町)
  • (初代)七日町店 - 会津若松市西七日町21-12(1985年(昭和60年)11月28日開店[14] - 2018年(平成30年)5月13日閉店)
    近隣地の会津若松市西七日町5-33に移転し、2018年(平成30年)5月16日に新築移転オープンした。
喜多方市
  • (初代)喜多方店→喜多方南店×(喜多方市3丁目4782[12]1963年(昭和38年)12月1日開店[12]
    売場面積1,230m2[12]→2,519m2、2階建て[15]
    建物解体後は長年駐車場であったが、現在は喜多方腎泌尿器クリニック。
  • 仲町店→喜多方店(2代目)→喜多方仲町店×(初代、1981年(昭和56年)12月開店[16] - )
    平屋建て、屋上駐車場併設。
    元々ジャスコ喜多方店が進出する計画であったが、1977年(昭和52年)4月に出店を断念し、当社に用地を譲渡した店舗であった[17]1981年12月に、屋上駐車場を完備し、専門店を入れた平屋建ての店舗として開店。
    途中で、喜多方店→喜多方仲町店に店名変更し、2005年(平成18年)頃に建て替えられた。
  • (初代)塩川店×(耶麻郡塩川町米沢町1746[18]1964年(昭和39年)10月1日開店[18] - ?)
    売場面積790m2[18]
  • (2代目)塩川店×(耶麻郡塩川町[注釈 2]東栄町2丁目2-1、1982年(昭和57年)7月開店[19] - 1996年(平成8年)頃閉店)
    地元の洋品店が核テナントとなった「ショッピングプラザ・プリティ」が入ったものの、ライオン堂であった建物左側の箇所は空き店舗のままであった。その後、建物右側にローソンが入居し、空きテナントだったスペースは解体されている。
その他
  • ライオンドーホームセンター高田店→アスピア高田店 (会津美里町
    現在はダイソー
  • アスピア坂下店(1997年(平成9年)開店)- 会津坂下町
    坂下中央店にあったTSUTAYAが跡地に移転。
  • 旧・猪苗代店(猪苗代町字町尻347-2[12]1966年(昭和41年)9月18日開店[12] - 1980年(昭和55年)閉店)
    売場面積790m2[12]
    現在の1980年(昭和55年)10月に、現在地の猪苗代町芦原へ移転。
  • ライオンドーホームセンター猪苗代店 - 猪苗代町
中通り
  • 開成店(福島県郡山市開成6丁目252、?開店 - ?閉店)
    郡山市進出一号店。後にTSUTAYA開成店(レオクラブのフランチャイズ店)に業態転換し、2015年2月28日閉店。現在はセリア
  • 富田店 - 郡山市名郷田1番地
    現在はツルハドラッグ
  • 二本松店→アスピア二本松店・レオクラブ二本松店(二本松市本町1-206[18]1968年(昭和43年)10月1日開店[18] - ?)
    売場面積1,100m2[18]
    現在は東邦銀行二本松支店駐車場。
  • 大槻店
  • 浅川店
  • ライフポートわしお東店
    株式譲渡後の「わしお」(リオン・ドールの子会社)として営業していた店舗。エコスグループが営業を引き継ぐことが決まり、リオン・ドールへの転換が見送られたため、2018年(平成30年)3月25日閉店。現在はTAIRAYA白河東店。

新潟県

  • 津川店(東蒲原郡津川町津字中町3521[20](現:阿賀町)、1967年(昭和42年)6月15日開店[20] - ?)
    売場面積900m2[20]
    新潟県1号店として開店。
    閉店までは、平屋建ての食料品棟と2階建ての衣料品棟の2棟で営業。
    閉店後、食料品棟跡地は利活用されず廃墟。衣料品棟跡地は居酒屋がテナントとして入居していたが、閉店後は空きテナントになっている。
  • 石山店(新潟市東区東中島2丁目4-1、1979年(昭和54年)開店 - 2009年(平成21年)1月31日閉店)
    跡地には、斜め向かい側にあったキューピット石山店が移転する形で開業。
  • 見附店(見附市学校町1丁目16-15、? - 2000年(平成12年)2月27日閉店)
    現在は、見附市市民交流センターネーブルみつけ。

栃木県

  • 矢板店(矢板市扇町1-105[21]1969年(昭和44年)9月23日開店[21] - ?)
    売場面積1,200m2[21]
  • 宝木店 - 宇都宮市宝木町2丁目804-1
    1980年代~1990年代にかけて営業。跡地はローソン宇都宮宝木二丁目店。
  • 氏家店 (氏家町(現:さくら市))
  • 上三川店 (上三川町)
  • 烏山店× (烏山町 (現: 那須烏山市)金井1丁目8-23)
    閉店後にホームセンターサンハウス烏山店になったが、閉店。
  • レオクラブ烏山店
    烏山店向かい側の駐車場部分に出店。
  • 大田原店× (1973年 (昭和48年) 開店) - 大田原市住吉町2丁目14-1
    跡地は現在丸亀製麺大田原店。
  • 真岡店 (真岡市)

秋田県

  • 秋田店×(秋田市仲通4-7-35[22]、(1964年(昭和39年)12月20日開店[22] - ?)
    売場面積840m2[22]
    同社の県外一号店。日用品のみの取り扱い。

宮城県

  • 高森店(仙台市泉区高森7-2、2005年(平成17年)3月 - 2006年(平成18年)1月)
    同社の宮城県一号店。ショッピングガーデンキャラウェイの核テナントとして居抜出店。

関連会社

  • 株式会社北関東リオン・ドール
  • 株式会社小池
  • 株式会社レオクラブインターナショナル(リオン・ドール店内などに一般書籍とレンタルビデオ・CD店の「TSUTAYA」を運営)
  • 株式会社諏訪ストア
  • 株式会社ヤオハン
  • 榮川酒造株式会社 - 2021年6月に81%の株式を取得。

かつての関連会社

脚注

注釈

  1. 2005年(平成17年)4月1日からは、周辺町村の合併に伴い、阿賀町津川。
  2. 現在の喜多方市塩川町
  3. ユニバース傘下になるまではCGCグループには属していなかった。また、ポイントカードはリオン・ドールのものと同一であるが、ポイント券はグリーンスタンプではなく独自のものを採用している(以前、ポイントカードシステムをブルーチップに加盟していたが、現在は同社の加盟店契約を解除している)。

出典

  1. 株式会社リオン・ドールコーポレーション 第68期決算公告
  2. “「小池嘉吉氏死去」”. 福島民報、朝刊29面. (2022年3月23日)
  3. “「小池嘉吉氏死去 県内から悼む声」”. 福島民報、朝刊27面. (2022年3月23日)
  4. 「リオン・ドールコーポレーション 「わしお」子会社化へ 県南地域の店舗増 /福島」毎日新聞』(毎日新聞社)、2018年1月20日、地方版(2018年4月23日閲覧)。
  5. 食品スーパーのリオン・ドール、同業の諏訪ストアを買収、2店舗を傘下に _小売・物流業界 ニュースサイト【ダイヤモンド・チェーンストアオンライン】”. 小売・流通業界で働く人の情報サイト_ダイヤモンド・チェーンストアオンライン (2019年5月17日). 2021年2月9日閲覧。
  6. 「リオン・ドール」新拠点!営業本部が業務開始 猪苗代に新施設 『福島民友』2020年12月11日配信
  7. ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>、傘下の栄川酒造をスーパー経営のリオン・ドールコーポレーションに譲渡M&A Online、2021年5月31日配信) - 2022年4月29日閲覧。
  8. 知床海難事故、会津若松の男性死亡 元同僚「信じられない…」 滝口信之、酒本友紀子 2022年4月28日11時00分”. 朝日新聞デジタル. 2022年4月29日閲覧。
  9. “「にいつフードセンター」、リオン・ドール傘下に”. 新潟日報. (2022年6月24日). https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/78082 2022年6月24日閲覧。
  10. 事業譲受けに関する本契約のお知らせ”. リオン・ドール. 2023年2月24日閲覧。
  11. “リオン・ドールが栃木のスーパー「ヤオハン」を子会社化”. 福島民友. (2023年6月3日). https://www.minyu-net.com/news/news/FM20230603-782125.php 2023年6月3日閲覧。
  12. 『日本スーパーマーケット名鑑 1970年版』 商業界、1970年。pp125
  13. 会津事典編纂会 編『会津大事典』国書刊行会、1985年、358頁。
  14. 「「商工ニュース」【会津若松】ライオンドー七日町店オープン」『福島民報縮刷版昭和60年11月号』、756頁(1985年(昭和60年)11月30日、朝刊10面、会津版)。
  15. 「喜多方市史 第7巻 現代資料編VⅡ」第三章 新たな都市づくり 401 昭和五十年六月 商工業の現況と振興策、646頁. 喜多方市. (1998年(平成10年)6月30日)
  16. 「五十年史」生活協同組合コープあいづ、2009年、211頁。
  17. 「ジャスコ 喜多方進出を断念」『福島民報縮刷版昭和52年4月号』、210頁(1977年(昭和52年)4月12日、朝刊2面)。
  18. 『日本スーパーマーケット名鑑 1970年版』 商業界、1970年。pp126
  19. 「五十年史」生活協同組合コープあいづ、2009年、212頁。
  20. 『日本スーパーマーケット名鑑 1970年版』 商業界、1970年。pp281
  21. 『日本スーパーマーケット名鑑 1970年版』 商業界、1970年。pp147
  22. 『日本スーパーマーケット名鑑 1970年版』 商業界、1970年。pp106
  23. 法人名は「株式会社主婦の店」

関連項目

外部リンク

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